キナバル山に登った話①_8月25日

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休む間の引き継ぎもなんとか無事に終え、一旦家に帰り羽田空港へ向かう。忘れ物をしていないか不安だ。

羽田空港へは少し早めの九時前に到着した。

空港04羽田空港。二階が和風だ。

空港01 羽田からの手続きなどは思いのほかスムーズに終わった。

エアアジア利用の時は事前にWEBチェックインをしといた方がいいと聞き、慣れない英語のサイトを訳しながら苦労して手続きをしていた。そのおかげか、ほぼ並ばずにスムーズに手続きが終わったのだ。

空港05一時間くらい前に登場ゲートまでたどり着き、飛行機の見えるカフェで搭乗時間を待つ。

前日までさほど緊張はしていなかったのだが、ここまでくるとさすがになんだか落ち着かない。旅のお供として空港で買った本を袋から出す。

空港08若干、今更感もあるがドラマを見ていないし、本も読んでいなかったゆえのチョイス。触りだけ読んで閉じる。分かった。面白いのは分かった。道中ゆっくり読もう。

空港02後ろの席には外国人二人が座っていた。

会話が弾んでいたようだから友達同士かと思っていたが、もう行くよ、というように片方がトレーを持って立ち上がった。

どうやら友達同士ではなく、たまたまこのカフェで意気投合しただけの間柄のようだ。

その去り際。出て行く外国人が座っている人のくわえたタバコに火をつけてあげる。座っている方は煙とともに「have a nice trip…」と小さく呟く。火を付けた方は後ろ姿のまま少し手を挙げカフェを去っていく。

…なんだそりゃ!かっこ良すぎるだろう!映画か!あんた達は俳優ですか!ハリウッドですか!素でそんな事できんのか!すげーよ!

空港06絶対にまねできないワンシーンを見せつけられたところで搭乗時間を迎え皆ゲートに並び始めた。そそくさと僕も列に並ぶ。

機内に入り荷物を棚に押し込みシートへ腰を下ろす。よし、ガッツリ寝てやろうと思っていたが飛行機では中々眠れずにいた。

これから異国の地へ足を踏み入れるという興奮と、何より隣の席の外国の男性が思いっきり、肘掛けを越えて僕のパーソナルエリアへ侵入しているからだ。

たまにさりげなく肘を当てて気づかせるとすごすごと自分の領地へ帰っていくのだがまたしばらく立つと肘掛けを越えてくる。

やがて戦うのを諦めた僕は反対側へ身体を不自然に寄せるのだった。

浅い眠りを繰り返して飛行機はクアラルンプールへ到着。乾燥した機内のせいでひどく喉が乾いている。

飛行機を降り、さあ、ここからが自分にとって不安箇所、乗り継ぎだ。

乗り換え2 どこに行けばいいのかよく分からない。

しかし空港の職員らしき人にチケットを見せると親切に行くべきところを教えてくれた。乗り換えなんとか乗り継ぎのゲートへたどり着く。時刻はまだ8時にもなっていない。

リトルカフェ 搭乗ゲートの横に小さなカフェがあったので朝ご飯を食べようと思ったが、まだオープンしていないようだ。

それにしてもオープン前という案内がカウンターに小さく乗っているだけで分かりづらい。

案の定、何人もが勘違いをして注文をするがまだオープン前よ!と冷たくあしらわれ、すごすごと退却する姿を何度も見る。

やっとオープンになったようだ。

人が少なくなったところで僕も朝ご飯をオーダー。カタコトの英語で注文してもうまく通じなかったのでメニューを指差しなんとか注文が通る。

頼んだのはホットドッグとコーヒー。

作るところを見てたらカップに並々と練乳らしき物が注がれる。おいおい、まさか、と思ったらやはりだ。悪い予感はだいたい当たる。そのコーヒーは僕のものだった。

甘いコーヒーあまり味のしないホットドッグとコーヒーを一口すする。激甘。これはカルメラじゃないのかというくらいに甘い。マレーシアの飲み物は基本的に甘いと知ってはいたがここまでとは。

コーヒーはほとんど飲めずカフェを出る。

無事に乗り継ぎの飛行機に搭乗し、昼くらいにコタキナバル空港に到着した。

さて、まずは市内へ行かないと。

空港を出るとすぐ目の前にバスのチケット売り場が目に入る。空港から市内へ行くにはバスかタクシーしかない。当然バスの方が安くつく。

バスのチケットを買うと、いきなりついてこいと促されどこかに連れて行かれる。時間的に出発間近の時間だったらしく僕が最後の乗客のようだ。

ちょっと空港で一息入れてゆっくりしたい気持ちだったのに寸暇を置かずバスに乗り込まされた。

バスバスはどこかの高そうなホテルに立寄り、やがて賑わっている市内に入った。

センターポイントというショッピングモール前でバスを降りる。

バスを降りるとむわっとした外気に包まれる。暑い。飛行機と空港は寒いくらいにクーラーが効いていて長袖を着ていたのだがあわてて脱いでザックにしまう。

この時点で僕が今どこにいるのか、そして今日泊まるホテルの場所もよく分かっていなかった。

コタキナバルの街は狭い。まあ、地図を見る限りなんとなく歩いて行けるはず、という目論みがあって降りるのは街の中であればどこでも良かったのだ。

街1天気はばっちり快晴で暑い。

街2基本的に信号はほとんどないので道路を渡るのは車の切れ目を狙って渡る事になる。ちょっとコツがいる。

街4

街5これは何の店だろう。献血?かな。ちょっと怪しい。

さて、まずはこっちのお金を下ろさなきゃという事で銀行を探す。しかしすぐに銀行は見つかった。銀行自体はたくさんあったので探すのに苦労はしないだろう。

この日のために海外のATMで外貨を下ろせるカードを作っておいた。ATMの操作はよくわからないまま進めたが、難なく現地のお金を下ろせた。これで安心。

よし、まずはぶらぶら歩いてどこかで昼ご飯を食べよう。wifiがつながるところがいいな。

裏通りいかにもアジアの裏通りというみちに迷い込む。ちょっと大丈夫かな、と警戒するが全く声をかけられる事も鴨がネギ背負って来たぜというような目線を投げられる事もない。

ビリヤード1 おっ、なんだろう、この人だかりは。

ビリヤード2近寄るとビリヤードをやってた。こんなにも人が集まるなんて。

どうやらこの通りには期待しているようなwifiがつながりそうなお店は無いようだ。

再び大通りに出る。小洒落たレストランの入り口にfree wifiの文字。値段を見る。ふむ、まあそこまでバカ高い訳ではない。入ってみるか。

wifiのパスワードを教えてもらいちょっと上品なチキンのバーガーと大量のポテトが乗ったプレートが運ばれてきた。

昼ご飯う〜ん。こういうどこでも食べられるような物より地元の料理屋さんに行けば良かったと少し後悔する。

あとで気づいたのだが、ここは中級ホテルの中のレストランだった。

さて、そろそろホテルへ向かうか。

ここでもう一度マップを見て、今自分がいる位置、そして今日のホテルの位置を調べる。なるほど。ここからさほど離れていないはずだ。

レストランを出て多分あっちだろうという方向へ歩く。

グラフィティ1

グラフィティ2

グラフィティ3結構街中にはグラフティも目立つ。

ホテルガーデン少し迷ったがホテルに到着。大通りからは外れた位置にあったが黄色い建物が特徴的なのですぐに分かった。

チェックインをしてベッドに寝っころがる。なんとか無事にホテルにたどりついて一安心。部屋を見渡すと両サイドにドアが二つ。

ドア1何だろうとドアを開ける。するとまたドアがある。

ドア2しかしドアノブが付いてないので開ける事が出来ない。反対側のドアも開ける。同じだ。

何だろう。このドア。謎だ。以前は隣の部屋などにつながっていたものを改装したけど残したままなのだろうか。なぞ。

小一時間ほど昼寝をしてホテルを出る。

街7晩ご飯がてら街を散策しに出かけた。

海辺が近かったので行ってみることに。

海辺モニュメント。カジキ。

海辺4ゆっくりとした雰囲気が漂う。

海辺2

海辺3 海辺では皆ゆっくりしているな。

海の市場1シーフードの市場のようなところを発見し楽しそうなのでもちろん行ってみる。魚や魚介類がずらーと並んでいる。

市場3

市場2どうやらその場で調理して食べさせてくれるようだ。

伊勢エビ伊勢エビを勧められる。しかしちょっと高そうなのでやめておく。

市場4シーフードにとても惹かれる。しかし今日の晩ご飯に食べる物はすでに決めていたので我慢だ。

マレーシアの名物?として肉骨茶(バクテー)というものがある。ぶつ切りにした豚肉や内臓などを煮込んだ料理だ。ホテルにたどり着くまでにそのバクテーの美味そうなお店を見つけ目星を付けていたので晩ご飯はそこで食べるつもりだ。

ココナッツでもせめてココナッツジュースだけでもいただく。

シーフード市場を後にし海辺で夕日が沈むのを見守る。同じ旅行者だろうか。中国の方に写真を撮るのを頼まれる。

お返しに僕も撮ってくれるというのでせっかくなので撮ってもらった。夕日1 なぜかいろいろとポーズを要求され、応えていたらこんな素敵写真になっていた。

夕日2眼を奪われる夕日。

さて、目星を付けていたバクテーの店に行ってみる。

バクテー1店外に置かれたテーブルにまで多くの人で賑わっている。人気店らしいのでそれも仕方が無い。なんとか空いているテーブルをみつけ座る。注文の仕方が分からなかったので店内に貼られた写真のナンバーで適当に注文した。

バクテー4 まず来たのがプーアル茶。これがやたら美味かった。

バクテー3続いてきたのがこれ。バクテー。

あっ、すごい美味い。味噌味ではない牛すじの煮込みに似ているといえばなんとなく想像できるだろうか。そこに独特のアジアらしいスパイスが効いている。

バクテー2ああ、これは癖になるな。

バクテー5流しの人も来ていて目の前で歌ってくれた。当然チップを渡す。

バクテーに舌鼓を打ったあとはオープンスペースのバー?のようなところでまったりとする。

バー1もちろん下戸なのでソフトドリンクで。

バー2ドリアンアイスが売っていたので食べる。よく考えたら僕はドリアンを多分食べた事がない。アイスは濃厚で独特な味がした。これがドリアンの味か。よし、山から降りたら絶対にドリアンを腹一杯食べよう。

明日はいよいよキナバル山に登る日だ。あまり夜更かしはせず、ホテルに戻る。

ホテルにてシャワーを浴びて外で涼む。むわっとしているが夜はやはり少し涼しい。

猫人懐っこい猫が寄ってきた。でも僕が食べ物をくれない人間だと分かるとすーと去って行った。

さて、明日はいよいよ登山だ。

 


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