キナバル下山後①_8月27日

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さて。

無事に下山して一休み。空はすっかり晴れている。

本来の予定ならばここからコタキナバルの街中に送迎してもらいめでたく終了のはずだったのだが…。

ここでOさんがどうしても

「温泉入りてえ!温泉いきてえ!ねおさんも行くでしょ?行きますよね?カム・ツギャザーですよね?」

今夜の宿も探さなくてはならないので早めにコタキナバルの街に戻った方がいいかもしれない…と少しだけ頭をよぎったのだけれど…

「ヒャホー!行きましょー」

僕も温泉には入りたかったのである。しかも海外で温泉。

泊まるところは、まあなんとかなるだろう。

ガイドブックなどにも載っている「ポーリン温泉」というところがある。だいたい、このキナバルの国立公園に近いのでセットでどう?みたいな書き方をされているのできっとそんなに時間もかからないだろう。

そしてOさんの手腕が発揮され、色々と割愛するが温泉に行ける事に。

送迎の車に乗り込み温泉へ向かう。

…この運転手さん、ものすごく運転が荒い。後ろの席に載っていた僕はひどい揺れと前の車への車間距離のつめ方とバンバン他の車を追い抜くスピードに恐怖を感じずっと窓の上のバーを握っていた。

もしかしてこの国は制限速度ってないんじゃあ…?

しかしすぐの辛抱のはずだ。だってすぐ近くでしょ…。

かくして実はポーリン温泉はそんなに近くなかった。実際に車に乗っていた時間は40分くらいだったと思う。

しかし常に事故を覚悟しての40分は長い。そして揺れに車に酔いかけた頃にやっとポーリン温泉へ着く。

irigutiホットスプリング。

まずは風呂より先に飯に案内される。あなた、ご飯にする?お風呂にする?それとも…なんてのは無くて問答無用にレストランへ連れて行かれた。

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%e3%83%ac%e3%82%b9%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3 ちょうどいいお洒落感。

%e9%87%8e%e8%8f%9c%e7%82%92%e3%82%81 野菜炒め的な何か。うん。うまいけど特にこれといって感想はなし。多分、こちらが選ぶのではなく、完全におまかせででてきたものだからかもしれない。

食事を終えるといよいよ温泉へ。

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基本的にはこんな感じで小さい屋外プールのようなのがたくさんあって、それぞれ好きに入るようだ。

宗教的にあまり服を脱いでる人はいないし、水着、もしくは服を着たままの人が多い。少なくとも全裸の人は見ていない。

ここでもOさんの手腕が発揮され、このオープンの温泉ではなく、個室の温泉に入る事になった。日本で言う家族風呂の個室温泉みたいなものかな。

バンガローのような小屋へ案内され、では後で!とOさんと別れて入るってみてちょっとたじろく。

そこには二つに分かれた空っぽの湯船があるだけだった。

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これはあれだ。しゃぶしゃぶ屋さんで二つの味が楽しめるやつだ。

そして湯船は空っぽだ。自分でお湯と水の蛇口から水を出し調整しないといけない。なんだか家みたいだ。

%e6%b8%a9%e6%b3%89%ef%bc%93お湯がたまるまで全裸で待つ。微妙な時間だ。全裸で何をすればいいのだろう。

しかも湯船がでかいのでなかなかお湯がたまらない。

もう待ちきれなかったのでお湯が浅くはられたままで入る。

なんだかんだ言っても下山後のお風呂は気持ちいい。

ゆっくり足を伸ばしたり無意味に足をばしゃばしゃとさせてみる。子供用プールで悪ふざけしている大人みたいだ。

お風呂からあがり売店で現地のジュースを買う。

%e7%a7%91%e5%ad%a6%e3%81%ae%e5%91%b3科学の味。サイエンスの味だ。てっきりクリームソーダ味かと思っていたがKRIM SODAと書いてあった。KRIMってなんだ。

コンビニやスーパーなどどこでも見かけたのでマレーシアではメジャーな飲み物みたいだ。

温泉を堪能した後はコタキナバルまで送ってもらう。

やっと街についた時にはすでに18時になっていた。Oさんに厚いお礼をいい、別れる。

さて、まずは今夜の宿だ。どうしようか。設備とかどうでも良くて屋根があればいい。そういえば最初のホテルの近くに何件かゲストハウスがあったな。

その通りに向かって歩き、適当に目についた宿に入る。

%e5%ae%bf%ef%bc%91若干お洒落な感じ。

たどたどしい片言の英語で今夜泊まりたいと伝えたいところ、全く問題なく宿は確保できた。

一泊いくら?と聞くと素泊まり日本円で700円くらいだったのでここに決める。

%e9%83%a8%e5%b1%8b通された部屋のベッド。10人部屋。すでに白人の人はずっと寝ている。

さて。無事に宿も確保できた。ザックをあさると洗濯物がたまっている事に気づく。極力荷物を減らすために衣類を極力まで少なくしているのでこのままでは明日も同じパンツを履くはめになる。自分で洗って干しといてもいいが、ちょっと数が多いな。

そういえば宿の裏にコインランドリーを見かけた気がする。

貴重品と洗濯物だけを持ってコインランドリーへ。

%e3%82%b3%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%aa%e3%83%bcあった。あった。

入るとすぐに受付らしきものがあり女性が座っている。

「洗濯したいんだけど…」

首を傾げている。だめだ。伝わらない。

うーん、システムがよく分からない。日本みたいに勝手にコインを入れてする物でもないのかもしれない。

もうなんかめんどくさかったので、全部洗濯物を渡して適当によろしく!とにっこり渡す。金額をきくとさほど高くなかった。

何時に取りにくればいい?と聞くと、ゲストハウスに預けておいてくれるという。おお、助かる。

宿も決まった。洗濯物も出した。よし、晩飯だ。

初日に気になっていた海辺の市に行ってみよう。シーフードが食べたい。

%e3%82%b1%e3%83%b3%e3%82%bfちなみにイスラム教徒が多いので必然的にケンタッキーが多くある。

%e6%b5%b7%e3%81%ae%e5%b8%82%ef%bc%97市はお祭りみたいな雰囲気だが、毎日の事。テントがお店。

初日に声をかけられた少し日本語が話せる調子のいいお兄さんを探す。彼は同じ店にいたのですぐに発見。

今日は冷やかしじゃないよー。

%e6%b5%b7%e3%81%ae%e5%b8%82%ef%bc%91並んでいる魚介類から好きな物をチョイスして多分重さで料金が決まる。ホントに様々な魚介が並んでいる。そして同じような店が幾つか並んでいる。

どれにしようか。カニだ。カニが食べたい。魚はまあ、いいや。

%e6%b5%b7%e3%81%ae%e5%b8%82%ef%bc%93結局僕のチョイスはこれ。海老。カニ。蛤の三種類。これでいくらだっけ?六百円くらいだったかな。覚えていない。

これをこの場で調理してもらうのだ。おそらく何種類か料理の仕方もチョイスできるはずだけどここはおまかせで。

「スパイシーOK?」

もちろんオッケー!大好き。

%e3%81%9d%e3%81%ae%e5%a0%b4%e3%81%a7%e8%aa%bf%e7%90%86その場ですぐ調理。

で、しばらく待って出てきたのが、%e6%b5%b7%e3%81%ae%e5%b8%82%ef%bc%95これ。見るからにスパイシー!とてもいいにおいが食欲をそそる。

フォークとスプーンもあるがメインは海老とカニなので、当然殻がある。

%e6%b5%b7%e3%81%ae%e5%b8%82%ef%bc%96こうなる。指がスパイシーにべちゃべちゃになったけど、むちゃくちゃ美味かった。カニは正直食べるところが少なくて大変だったけれど何より海老の美味さにびっくりした。

プリプリでむちゃくちゃ美味い。

量としては食い足りなかったが、帰りに他のお店でも何か軽くつまみたかったので、ここでやめておく。

安く美味い物が食べれて満足して海辺をだらだらと散歩していると、向こうからなんとなく見覚えのある人が向かってくる。

なんとキナバル山で知り合ったSさんだ。また会うとは!

聞けばSさんもこの海辺の市場に食べにきたのだそう。

せっかくなので僕も付き合うことにし、もう一度市へ向かう。

さすが旅慣れているSさんは色々なお店で値段を聞きつつ、一番安くて美味しく料理してくれそうなお店に決めた。

僕はさっき海老に感動したのでここでも再び海老を食べる。

%e6%b5%b7%e3%81%ae%e5%b8%82%ef%bc%92相変わらず美味い。

Sさんは明日から隣の国、ブルネイにバスで入国するらしい。Sさんとニュージーランドの話や色々な話をする。

食事を楽しんでそろそろいい時間になた。Sさんは別のゲストハウスに泊まっているので途中まで一緒に帰る。

「そういえばドリアン食べた?」

「あっ、まだ食べて無いんですよね〜」

「じゃあ、おごってあげるよ」

そういってドリアンの屋台が並ぶ通りへ連れて行ってくれる。%e3%83%89%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%b3%e5%b8%82%e5%a0%b4あるのだ。こんなドリアンをその場で売ってくれるお店が並ぶ通りが。

%e3%83%89%e3%83%aa%e3%82%a2%e3%83%b3おごってもらっちゃった。

今度こそ本当にSさんとお別れをし、手に持ったドリアンをどうしようか考える。ラップをしていてもドリアンの強烈な香りがしている。多分これ宿に持って帰って部屋で食べるの無理だろうな…。英語で苦情言われるかも…。

もうその辺で座って食べる事に。いよいよ初めてのドリアンだ。

手づかみで口に入れる。美味い。なんだろう。不思議な味のする脂身みたいな感じだ。とても濃厚でクリーミー。

美味くて全部ぺろりと平らげる。

ふらふらと歩いて、また初日に来たオープンバーのような場所に来た。

%e3%83%90%e3%83%bc%ef%bc%92あれ、なんか今日は人が多いな。

%e3%83%90%e3%83%bc%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%96と思ったらライブで歌ってる人がいた。曲は誰でも知っているようなPOPSのカバーだ。

ソフトドリンクで一人ぼーとしながら時間を過ごす。オープンな空間のせいか居心地がいい。お酒が飲めなくても。

宿に戻る。

%e5%ae%bf宿は宿で一階のバーも元気よくやっている。

%e5%ae%bf%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%96しかもここでもこれからライブが始まるみたいだ。もう22時半くらいなんだけど。

%e5%ae%bf%e3%81%ae%e5%a4%96シャワーを浴びて外で涼む。中ではライブが始まっている。

%e7%8a%ac野良犬が寄ってくる。狂犬病が怖いので実はすごく警戒していたのだがこいつは餌をくれないと分かるとぷいっとすぐに去って行った。現金なやつだ。

2階の部屋へ戻りベッドへ潜り込む。

それにしても長い一日だった。深夜から山に登り、下りて、温泉入って、シーフード食べて…。

さすがに疲れている。そろそろ寝よう…ってライブの音凄い気になるよ!もう0時半なんだけど!まじかよ。

あっ、オアシスの「Don’t Look Back in Anger」のカバーじゃないか。しかもいい声している・・・

だったらまあいいや…。

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。


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