7時に目覚めると軽く筋肉痛だった。
昨日までの登山を思うとまあ当然と言えば当然か。
さて、今日は動物園に行くとする。基本的にキナバル登山以外の予定は決めていなかったがこのロッカウィワイルドライフパークという動物園にはどこかのタイミングで行こうと思っていたのだ。
なぜならここにはオランウータンがいるから。
僕はオランウータンを特別意識した事はなかった。過去にどこかの動物園でオランウータンをみているかも知れないがはっきり言って覚えていない。
しかし、マレーシアのオランウータンは近年熱帯林の伐採により急激に絶滅の危機に瀕していているのを行く前に教えてもらった。少しググったら情報は出てくるはず。
全く知らなかった環境の事、日本から飛び立つ前には、なんだか実際にオランウータンを見ておかなければならないという気持ちになっていたのだ。
まずはゲストハウスをチェックアウトして、朝食を求めてぶらぶらと。
泊まっていたゲストハウス。ポップな色合いの建物。一泊700円くらいだったかな。
おっ、なんか市場が立ってる。そういえば曜日の感覚全くなかったけど今日は日曜日か。
見慣れないフルーツも立ち並ぶ。
お兄さんがさばいているのはなんとお化けみたいな大きさのドリアン。ここまで大きくなると甘くなさそうだけど・・・
ふらふらと何となくで入ったカフェでフレンチトースト的なのを頼んだら食パンの天ぷらみたいなのが出てきた。思ってたのとだいぶ違う。
一口パクリ。甘い。甘すぎる。これダメなやつだ。なんとなく胸焼けして半分くらいしか食べる事ができなかった。
しかし、全然食べた気がしないという事でもう少しぶらぶらと美味しい物はないか歩き回る。
すると目に入ったのがこの並んだ焼豚。
みごとな焼豚を立ち止まって見ているとお店の人がどうぞどうぞと招き立てる。そうなると断れない人。するすると店内へ。
さっき凄い甘いの食べたし朝から焼豚自体はさすがにヘビーだったのでおかゆに。
一見無味って外見してるのにところがどっこい。これがべらぼうに美味かった。
満腹になったところで動物園を目指そう。バスだとややこしそうなのでタクシーで行く事に。
タクシーは街中そこら中に止まっていて困る事はない。(むしろ声をガンガンかけられる)
一見、見た目が堅気でない風貌の運転手さんと目が合ってしまい、動物園まで行きたい旨をつげる。金額を交渉して乗り込んだ。
なんだかこわい運転手さんだなと思っていたが、これがめちゃめちゃきさくに話しかけてくるではないか。
もちろん英語での会話。僕はほとんど話せなくて相づちを打つくらいしかできない。でも何を言っているかはなんとなく分かる。
途中軍の基地の横を通り、マレーシアの歴史的な事を色々と教えてくれていたようなのだ。色々と聞きたい事もあったのだが、いかんせん僕は話せなくてこの時に始めて英語が話せない辛さのようなものが分かった。相互のコミュニケーションがとれない。
それでも運転手は気にするでもなく動物園につくまでずーとニコニコと話しかけてくれた。なんだ、いい人じゃん。
帰りの時間を決め、僕は動物園へ。
動物園入り口。
なかなかなモニュメント。
入り口にあったアイスの広告。ノーコメントで。
像達。
可愛い!多分子供だったから好奇心旺盛なのかこんな近くに!鼻を伸ばしてくれたら触れそう。
虎もいる。やはりかっこ良い。
こちらは天狗猿の赤ちゃん。大人になると火の鳥くらいに出てくる人くらいの鼻のでかさになります。
こちらはUMA
ではなくこちらは手長猿。じっとしていないのでなかなか写真に収まってくれない。
動物園の奥に一番の広いスペースに鎮座するお目当てのオランウータン。カメラを構えるとじっとこちらを見てきてなんだか人に見つめられているような感覚になる。
こちらの事は全く気にせずのんびりとくつろぐオランウータン。かわいい。
親子であろう。なんかほのぼのした感じに。
かなりの長い時間見続けたけど全然飽きない不思議。
たっぷりと動物園を堪能してコタキナバルに戻る事に。
帰りのタクシーの中では気さくな運転手さんがずーと話しかけてくれるが相変わらず相づちしか返せないのがもどかしかった。
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