秋旅 〜タイ編④ アユタヤ遺跡とチャイナタウン〜

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待ちぼうけ。

かれこれもう40分ずっと同じところに座っている。

朝のカオサン通りは観光客なんかいなくてタクシーの運転手とトゥクトゥクの運転手がいるだけだ。

通りの何か所かでそれぞれのツアーにでかけるであろう旅行者とツアー用のバンが入れ替わり立ち代わり出発している。恨めしそうに見る事しか僕にはできない。

なぜこんな事になっているのか。

実は何となくは分かってるんだけどそれでも「実は道路が混んでて・・・えへへ、ごめんね」みたいにひょっこり迎えが来るんじゃないかとありもしない期待をしているのだ。

昨夜は集合場所から20mも離れていないゲストハウスに泊まって、朝はきっちり早起き。6時55分には集合場所、ツアー会社の目の前できっちり待っていた。5分前集合。小学生の時に教えられた事を今でも忠実に守っている。

他に待っている人もいない。あれ?もしかしてひとりかなと思っていたら女性のバックパッカーが一人、横に立った。という事はおそらく同じツアーの参加者であろう。

7時を過ぎる。まだ車がくる気配はない。海外だからきっと時間なんておおざっぱなんだろうと特に気にしてはいなかった。

7時10分、一緒に待っていた女性のバックパッカーが結構離れたバンへ向かい何やら話しかけている。

そのまま女性はバンに乗り込みどこかへ出発していった。そうか、あの人は別のツアー会社だったのか。

7時20分。さすがにちょっと遅れ過ぎじゃない?

7時30分。やはりこれはおかしい。僕は別ツアー会社の人に料金支払い済と書かれた予約用紙を見せながら「この車に乗るの?」と尋ねる。しかし返ってきたのは「それは別の会社!」とにべもなく追い返された。

7時40分。ふむ。この時点で確信。おそらくあの女性のバックパッカーが乗っていったバンが僕のツアーの車だったのだ。

おいおい、全然ツアー会社の前じゃねえじゃん。結構離れてたぞ。っていうか呼んでよ。あのバックパッカーもツアーの人も。待ってるぜ感、これでもかってくらいかもし出してたよ。俺。

それでももしかしたら道路が混んでいて遅れているだけかもしれないと期待して待つ。

・・・やはり来ない。そりゃそうだ。

もしかしたらとさらに別のツアー会社の集合場所に混じって用紙を見せるがやはり違うと相手にされずすごすごと元の場所に戻る。

くっそう。店が開いたらぜってー文句言って金返してもらう!と憤慨していたが、周りからみるとカオサン通りに日本人のおっさんが一人うなだれて座っているだけである。
哀愁が漂っていたのかもうトゥクトゥクもタクシーも全く話しかけてこない。それはそれでなんかさみしい。

あああ、今日一日をどうしようか。予定が吹っ飛んだ。

8時が過ぎた。最後に念のためもう一回だけ別のツアー会社のとこで聞いてあきらめよう。

そう思い話しかけやすそうな女性の添乗員さんに用紙を見せる。

最初はああ、それは違う会社だわ。あなたはあっち。と断られたが、全然迎えがこないんだ、という旨をなんとか伝えると用紙をまじまじと見て何かを言っている。用紙に7時集合と書いているのが目に入ったらしい。

どうやら僕が置いてけぼりをくらったという事を分かってくれたみたい。

上司であろう中尾彰にそっくりな恰幅の良い人の所へ僕をつれていく。なんか怖い。おそらくこのツアー会社の偉い人みたい。用紙と僕を交互に見て中尾彰がどこかに電話をかけだした。

おお、どうやら中尾彰が僕が申し込んだツアー会社に電話をしてくれてるみたい。

「おーい、お前ンとこの客、車に乗り遅れたドジな日本人がいるからこっちで引き受けたるわ。その代りこいつの代金は後でもらうで」

おそらくそんな会話がなされたのであろう。電話が終わると僕はその添乗員さんに促され車に乗せられた。どうやら別のツアー会社だが僕はアユタヤに行けるらしい。何、この朝一からのハプニング。しかしともかくアユタヤに行けるらしいので僕は中尾彬に過剰にお礼を言って乗り込む。

 

アユタヤに行けた

車は高速道路を快走していく。ちなみに運転手さんは運転しながらやたらFacebookを見ていた。大丈夫か。

途中ガソリンスタンドに寄る。トイレ休憩とコンビニを併設していたので水を買っておく。

まず着いたのはワット・プー・カオ・トーン(多分)という遺跡。

白い塔が印象的。

さて、このツアー、どうやら一人参加は僕だけみたいだ。

ツアーは時間を区切ってどんどん巡る。次はこれまた大きな涅槃仏が横たわるワット・ローカヤースッター。

 

おお、でかいな。

なんだろう。大きければ大きい方がいいのかな。

続いてワット・プラ・マハート。

たいていの仏像は破壊されたまま残っている。

これがアユタヤで一番有名かもしれない。ビルマ軍の侵攻の時に落とされた仏像の頭部が菩提樹に覆われたもの。これは写真では見たことがあった。

そして昼食。

ツアーだと大体決まったお店で昼食をとることになるものだが、もちろん一人で食べることになる。自分以外は皆カップルやお友達でわいわいと。かなりの孤独感。ツアーだとこれが辛いところ。

ここもよくアユタヤの写真で見る遺跡、ワット・プラシーサンペット。超快晴。

思いのほか、遺跡は上まで登れたり自由に中に入れたりする。

他の観光客が池を見て騒いでいたので何かいるのかと覗いたら、

でかいオオトカゲ。最初ワニかと思った。離れているので平気だが近くにこんなんいたら腰抜かす自身ある。

特に乗らなかったがここは像に乗る事もできる。

ホントにダメかと思ったけどアユタヤに行けて良かった。中尾彬のおかげだ。マジ中尾彬。

船に乗ってチャイナタウンへ。

バンコクへ戻ってきた。まだ時間は16時くらい。これからどうしようか。

また本を開いて考える。地球の歩き方さまさまだ。一家に一冊。

おっ、少し離れているけどチャイナタウンがある。なんか美味しい食べ物ありそうだな。

色々と行き方はあるけどどうせなら船で河をさかのぼっていってみよう。トゥクトゥクで行くより安いし。船乗ってみたい。

初日に泊まったゲウトハウスが良かったのでまたチェックインし、荷物だけ置いて徒歩で船乗り場へ。

船は二種類あって、観光用の船(50バーツ)と地元の人が使う船(15バーツくらいだったかな)。結構値段が違う。

チケット売り場に行くと問答無用で観光用のチケットを渡された。まあいいか。

観光用はこんな感じでとてもゆったり。

時間はちょうど夕陽が沈む頃。

河が金色に染まる。

チャイナタウン付近で船を降り歩いて向かう。

もう電線なんか大変な事になっている。ここも独特に活気があふれる街だ。

何を売っているのだろう。

路地は人通りが少なくてちょっと怖い。

だんだん中国語の看板が増えてきた。

屋台が立ち並ぶ。しかしまだ人もそこまでたくさんではない。完全に夜になっていないのでこれからが本番というところか。

こういう雰囲気が大好きだ。

特に何を買う訳でもないのだけれど、いくらでもうろうろできる。

人気店は行列が出来ていた。でも台湾料理のお店っぽかったけど。

蟹食べたいけどなあ。今回はやめとこう。

ワンタンメンがあまりにおいしそうだったので思わず頼んでしまった。味は思っていたよりずっとあっさり。するするとおやつ感覚で食べれた。

戻りは時間的にも観光船は終わっていて地元の人が使う安い船に。

ぐちゃぐちゃに人がいて、水との距離も近くて楽しい。

夜も特に何をする訳でもなく宿付近をブラブラして早く就寝。

 

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