希望の轍が希望すぎてすごい

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先日ラーメン屋にいる時、サザンの「希望の轍」という曲が有線でかかっていた。

実は昔から好きなんですよ。サザン。

薄っぺらくとも一応パンクとハードコアに青春を費やした者としてはサザン大好き♥︎って言うのは中々口に出しづらくて。

マイナーな方がかっこいいって言ってる俺カッケーみたいなあれですね。歳とるとほんとどうでもよくなるんですけどね。いい曲はいいしっていう価値観が身に付いたのやっと30越えてからだし。

ともかく皆さんご存知の通り、名曲揃いの中でもこの「希望の轍」は特に好きな曲で。

ラーメンすすりながらやっぱりいい曲だなあ、うん。と聴いていたのだが、ここにきてあらためて衝撃を受けたのでちょっと記しておきたい。

「HEY」効果

まずこの曲、ワクワクしか感じさせないピアノのメロディからスタートする。

その後に「HEY!」って遠くから聞こえるようにかけ声が入るんだけど、これがね。もうたまらん感じで。

この「HEY!」があるかないかで大違いですよ。「HEY!」が与える区切り感がこれからスタートする冒険をイメージさせて心を昂らせてくる。夕暮れの荒野でかけ声とともに走り出すヤシの実少年ココが頭に浮かびませんか。僕だけですか。ココって誰。

「HEY!」って最近口に出してないなあ。会社でも積極的に口に出していきたいけど普通に怒られそうだなあ。

しかしこの曲における「HEY!」は多分世界中のどの「ヘイ」より効果があるのは間違いない。

いや、実は「HEY!」の話がしたいのではないのです。

大事な歌詞

曲も盛り上がって終盤。耳を澄ませてよく歌詞を聴いてください。

なんとサビのメロディーに乗せて「Di di di・・・」っていう歌詞が入るんですよ!

日本語で書くとディディディ。ちょっと考えてください。サビにディディディって凄くないですか。

ディディディってあれですよ。全然歌詞分かんないのに歌おうとする奴が口からだす音ですよ。

この終盤の大事なとこでディディディをぶっ込んでくるのって半端じゃない。

普通に考えたら終盤のサビなんて一番大事に暖めて、暖めて、暖め抜いたキラーワードをもってくるとこじゃないです?一番メッセージ込めていいとこじゃないです?

そこをまさかのディディディって!!

これは衝撃ですよ。

この事実に気づいて思わずラーメン食ってた手が止まりましたよ。昔から何回も聴いてた曲なのに僕は何で今まで気づかなかったんだろうって。

最初は単純に桑田サンの遊び心かなって思ったけど話はおそらくそんなに単純じゃなさそう。

ディディディって歌詞分かんない時に適当に口から出るくらいのもの。それはディじゃなくても「ティリ」でも「ふふふーん」でも良いわけで。

言い換えればそれは変容性があるという事では。トランプで例えるならジョーカーのように何にでも変化する言葉・・・それがディディディ。

かのブルース・リーは考えるな、感じろ。という名言を残している。

桑田サンもこのめっちゃ大事な部分の歌詞にあえてディディディを持ってくる事で、

「ここの歌詞は聴いてるリスナーが自由に感じろ・・・」

と言っているのかもしれない。いや、そうに違いない。

そんな境地にいたった僕はもう、すげえ、サザンすげえ、桑田サンすげえよって頭がぼーっとなり、ラーメンに辛し高菜を入れすぎていた。

桑田サンの歌詞マジ、ヤベーっすよ。