台湾の低山に登ってみた

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目を覚ますとキシキシと首と腰が鳴った。

2017年12月30日、朝6時半。台湾桃園空港ロビーの椅子で朝を迎えた。

年末年始の割高さに辟易しつつ台湾行きのチケットを取ったものの、そこはやはり安チケット。台湾桃園空港へ到着したのは深夜1時。

この時間からどこかに泊まるのも馬鹿らしいのでこうして空港の椅子で眠っていたというわけだ。

寝起きだというのに異常にお腹がすいていたのでコンビニでパンとおにぎりを買う。

中に肉的な物が入ってる前提で買ったが何も入ってなかった。おにぎりも肉がシャリシャリしていて無理だった。

外に出てみるとちょうど綺麗な虹が見えた。先ほど食べたコンビニのおにぎりとパンが口に合わず、へこんだ気持ちを帳消しにしてくれる。

少し身体をほぐしたらあっという間にすっきり。便利な身体である。

さて、初めての台湾だ。

 

台湾での登山

実は台湾には3,000m級の山がなんと200座以上もあるのだ。( 日本は21座)

一番有名なのは玉山で3,952m。富士山より高い。別名「ニイタカヤマノボレ」の新高山。

続いて有名なのが雪山。こちらも3,886 mと結構な標高。

出来れば玉山に登りたいっ・・・!と思い、色々と調べてみたが台湾の高い山に登るのは難しかった。それはスキル的な意味ではない。台湾の山は日本と違い、勝手に行って勝手に登れる訳ではないらしい。

玉山なんかは入山を制限されていて抽選に通ってやっと登る権利を得られるという厄介さ。

また他の高い山も登山道までのアクセスがなく、すんなり登れないようだ。それに台湾は暖かいとはいえ、年末年始はさすがにちょっと時期が悪い。

台湾に行く事を決めたのは12月も後半に入ってからだ。ゆっくり調べる事も出来ず山に登る事は諦めていた。しかしガイドブックを見ていると陽明山という文字を発見。おっ、これは山かな?

調べてみると陽明山という名の山があるわけではなく、陽明山という地域の中に七星山という低山がある。ややこしい。しかし七星山はかなり手軽に登れるみたい。台北からアクセスも良い。よし、決まり。

 

まずは陽明山へ。

到着していきなりだがまず山に登ることにした。しんどい事は最初にしておこう。

空港から台北駅へ電車で移動し、そこから士林駅へ。

ここからバスに乗り換え。しかし、コンビニのおにぎりがほぼ食べれなかったのでまずは朝飯を食べる事に。駅を出てブラブラと歩く。

ファミマは全家っていうのか。

朝早いせいか空いている店が少ない。

探すのも大変だし適当に決めてしまった。

しかし注文を聞いてくれる訳でもなく、頼み方も分からなくておろおろしていると用紙を差し出された。

渡された用紙

どうやらこれに記入してオーダーするらしい。

しかし何が何なのかよくわからない。漢字なのでなんとなくは想像がつくのだけど・・・。

確か猪肉はあのイノシシではなく、豚のはずだ。あとコーヒーは分かる。

結局よく分かんないまま豚肉の何かを頼んでみた。わくわく。

出てきたのは・・・

ハンバーガー!

せっかくなので台湾のローカルフードが食べたかったのだよ。地の物が食べたいのだよ。

 

いよいよ台湾の山へ

なんにせよ、やっとお腹も落ち着いたのでバス停へ。台湾は電車もバスもとても分かりやすいので助かる。

バスは士林の街から外れてどんどん山へ入って行く。

終点の陽明山遊客中心というバス停に到着。

ここからは周遊バスに乗り換え。降りる場所は下の地図の7番。小油坑。

漢字なのでなんとなくで分かるのがよい。

ほどなくして登山口である小油坑に到着。

山に深く入るにつれどんどん霧が濃くなっていった。

バス停のすぐ横がもう登山口。

七星山までは1.6kmくらいなのですぐである。

道はかなり整備されていて石段が途切れる事はなかった。ってそれちょっと整備し過ぎじゃない?

ひたすら登って行く。

他に登っていたのは地元の若い人が多かった印象だ。

ここら一体は火山地帯。少し登っただけで硫黄の匂いを強く感じるようになった。

なにやら他の登山者が岩に開いた穴をのぞいていたので釣られて覗いてみる。

見ていたのはこれ。硫黄の結晶。

特に綺麗な物でもない。珍しいものなのだろうか・・・。

1km経過。わしわしと進む。

しかしもう半分以上過ぎているのか。早い。

整備された道なのではっきり言ってしまうと楽である。

誰かが餌を上げたのか鳥がわんさか集まっていた。烏合の衆・・・。

なんて言ってる間に頂上に到着。

だいたい一時間くらい歩いたかな。

もう眼鏡も濡れすぎて良く見えてません。

雨はざーと降ってくるわけではなくじとっとまとわりついてくるような霧雨。

七星山登頂。一応キナバルに続いて二つ目の海外の山。特に感慨があるもんでもない。

さて、楽しみにしていた絶景は・・・

はい。真っ白。

知ってた!知ってたよ!

 

気温は12度。年末でもこれくらいの気温。とはいえ、さすがにこの霧雨で肌寒いのでとっとと下山することに。

下りは冷水坑というところへ降りる。

絶景はダメだったが実は下山後にも楽しみが待っているのだ。

ここは火山地帯・・・。

ということは・・・

そう!温泉!ホットスプリング!

この陽明山、実は台湾の箱根と呼ばれているのだ。つまり山があって温泉もある!

わっほーい!いますぐ全裸になりたい!

 

どひゃー!閉まってるやんけ!

おいおい、マジかよ。こっちはもう頭の中ではフルちんなんだぜ・・・。

ただいまの時刻は13時過ぎ。ちょうど清掃時間に入ったばっかりだった。

一時間以上も待てない。街に帰ろう。

せめて足湯だけでもと思ったがいっぱいだったので諦めた。

というわけでせっかくの台湾登山だったが絶景は見れず。温泉も入れず。という散々な結果に終わった。

たいがいにして僕にツキはないのだ。朝のおにぎりとパンのくだりでなんとなくそんな気はしてたよ。

だが山に登れればそれだけで楽しいのだ。

この七星山はスニーカーと身軽な服装であればさくっとで登れるのでおすすめ。登らなくても陽明山自体、観光スポットがたくさんある。ただ夏はめっちゃ暑そうだから水分と汗かいていい服装で。天気がよければ絶景のはず!天気がよければ!

次回、台湾に来る時は玉山か雪山に登ってやるぞ。

これ、バスが来ても見えないんじゃないかな。

 

〜七星山へのアクセス〜

・MRT台北駅から淡水信義線に乗り「士林駅」下車。

・紅5路バスで終点(陽明山遊客中心)で下車。トイレ、飲料の自動販売機有。

・そこから周遊バス(108の番号のバス)に乗り、小油坑にて下車。

・頂上からは小油坑にも戻るもよし、冷水坑に降りるもよし。※ただし温泉の時間はチェックしとこう。