火鍋を食べた事のない男(台湾編⑤)

投稿者:

読み方は分からないが酸菜白肉火鍋という鍋がやたら美味いと聞いていた。

なにやら白菜の漬け物に豚バラの鍋でいろんな薬味を付けて?食べるらしい。

味の想像がイマイチつかないのだが、そんなに美味いんならぜひ食べてみたいじゃないか。

かくして僕は酸菜白肉火鍋が食べられるお店を探して夜の西門を徘徊していた。

先に言っておくと今回の台湾、僕は食に関してはかなり失敗を重ねた。今回の鍋はその最たるものだ。これは失敗談である。

 

酸菜白肉火鍋はなかった。

お店を見つけるのに一苦労だった。

まず、僕が何回も行っていたような小さなお店は鍋なんてやっていない。

ゲストハウスのすぐ近くに鍋専門のお店があったが、有名店なのか常に行列だった。並ぶの無理。

その他の鍋をやっているようなお店も軒並み順番待ちの状態だったのだ。

さんざん路地を徘徊しまくってようやくここならあるかも・・・というお店を見つけた。

店内に入りテーブルに案内される。なぜか横の椅子には猫が寝ている。

ガイドブックに載っている酸菜白肉火鍋を見せる。しかし首を振られた。おお、無いのか。

しかしテーブルについてしまった手前、出るのも忍びない。

仕方ない。今回は酸菜白肉火鍋は諦めるか・・・。しかしすっかり鍋のお腹になっている。

メニューを見ていると火鍋があった。

火鍋。

食べた事はないが存在は知っている。陰陽に区切られた丸い鍋。片方が赤いから多分辛い。

辛いものは好きだ。火鍋にも何個か種類があったがオーソドックスであろうものを頼んだ。ラーメン屋でもまずは看板メニューを頼むのと同じだ。

★失敗その① よく分からない物をよく分からないまま注文する。

★失敗その② 腹が減りすぎてご飯と青椒肉絲も頼んじゃう。

青椒肉絲とご飯。間違いなく美味い。

鍋はなかなか出てこない。時間がかかるのだろう。青椒肉絲はすっかり食べてしまった。

★失敗その③ お腹が減っている時はいくらでも食べられると錯覚しがち。

お店の人が年季の入ったガスコンロに火をつける。いよいよか・・・!?

 

はい来ました!ってこれ実家のこたつで家族みんなで食べるやつ!

もうね、この時点でやってしまった感満載ですよ。さっき青椒肉絲完食してるんですよ。

そして、具材。みごとにモツ系か・・・。

内臓系の食べ物って実は大好きなやつと全然食べれないのがはっきり分かれてて。

これ、見事に食べれないやつしか入ってないっ!

★失敗その④ ちゃんと調べてから頼みましょう。

せっかくお店の人が作ってくれたものだ。もちろん完食しなければ・・・。残すなんて死に等しい・・・。

そして火鍋って赤くて辛いんじゃなかったのかな・・・?ツケダレは唐辛子浮いてるから辛そうだけど・・・。

なんとか頑張って食べられる海鮮や野菜をお腹に収めていく。

結構食べる方だけど正直苦しい。

★失敗その⑤ 後で思ったが実はツケダレじゃなくて鍋に入れるものだったのかもしれない。(辛さを調節できるよう親切に別皿にしてくれた?謎)

それでも完食目指し頑張る・・・。

鍋!

猫!

鍋!

猫が立ったっ!

僕も席を立ったっ!

 

完敗である。

残してしまいお店の人に申し訳なさでいっぱいだった。

こうして台湾の鍋への挑戦は終わったのである。