お岩さんとお菊さん、混同問題

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先日、こんな会話があった。

「お岩さんてあれでしょ?顔がただれて井戸から出てきて一枚・・・、二枚・・・、一枚足りない…ってやつでしょ?」

「いや、それ違うよ。お岩さんはお皿数えない。お皿数えるのはお菊さん」

「えっ?」

「えっ?」

どうやら友人はお岩さんとお菊さんとがごちゃごちゃになっていたようだ。

これ、確かに僕も混同していた時期がある。結構みんな混ざっているかも知れない。

ちょっと整理してみましょう。

という具合です。

それぞれのあらすじをきっちり書くと長くなるので、もの凄い要約します。

お岩さん

クズな夫に裏切られ、毒を盛られる。顔がただれ殺されるが復讐を果たす。

お菊さん

なんだかんだで大事なお皿を無くした濡れ衣で井戸で殺される。その後井戸に現れてお皿を数える。

こちらの二つ、なんせ古い話で内容も色んなバリエーションがあり、正解はよく分からない。気になる人は調べてください。

ただ、違いを一言で言うと、

顔が腫れてうらめしやがお岩さん、皿を数えるのがお菊さん

と覚えると多分大丈夫です。

ただ、混同されたままだとお岩さん、お菊さん、それぞれの沽券に関わるのでは。

これは解決しなければ!

・・・と思ったが特に解決方法が思いつかない。

せめて本人達にそれとなく知らせておきましょう。

それで何かが変わるかもしれません。

於岩稲荷へ

四谷にやってきました。

まずはお岩さんの方へ教えにきました。ここ四谷に陽運寺というお寺があり、その中にお岩さんが祀られている於岩稲荷があります。

陽運寺

早速中へ入ってみましょう。

立派なたたずまい。綺麗なお寺という印象です。

ありました。これが於岩稲荷です。

こういう神社とかお寺のオリジナルグッズというのは楽しいですよね。

べっぴんさんです。

絵馬にお岩さんが描かれています。

こういうのやっちゃうんです。

叶玉というものをやってみます。願い事をしながら玉を投げ入れるようです。

コントロールには自信はないが、さすがにこれだけ近いと外さなかったです。

お岩さんの井戸もありました。

これ、お菊さんと混同される原因の一つじゃないかな。

ではお岩さんに伝えておきましょう。

大丈夫です。伝わっているはずです。

無事にミッションを完了したので陽運寺をあとにします。

しかし、陽運寺を出てみると道路を挟んですぐ向かいに神社がありました。

えっ?ここもお岩さんを祀っている?

どういうことでしょう。

これ、調べてみたのですがちょっとややこしい経緯みたい。昔火災で移転とか色々あった末に現在こうなっているようです。

しかしこれだけ近いとお岩さん目当てで訪れる方には逆に良いのではないだろうか。

左のノボリが見えているところが陽運寺。右が於岩稲荷田宮神社。

これくらい近い距離にあります。

もちろん、こちらでもお岩さんに伝えておきましょう。

この日、天気は最高で暑いくらいでした。

ああ、境内の梅が咲き始めていますね。春はすぐそこです。

これでお岩さんには伝わったかと思います。

さて、お次はお菊さんだ。

 

神奈川県平塚へ

初めて降りる駅です。

小一時間ほど電車に揺られて神奈川県平塚駅にやってきました。

この駅からすぐ近くの公園に、お菊さんのお墓と伝えられる「お菊塚」があるらしいのです。

事前に場所は調べていたにも関わらず、そこは僕の方向音痴が災いしました。

つまりは道に迷ったのです。

たかの友梨の看板が気になります。

迷っている時に見つけたスパです。よほど入ろうかと思いましたがそれよりお菊さんに伝えきゃ。

さんざん迷った末にやっとみつけました。

実は最初に降りた駅の出口から徒歩1分くらいだったのにビックリです。街中すぎて分からなかった…。

公園の入り口には石標が。

公園の隅にひっそりとお菊塚はありました。

よくこの辺りに来る人でもこれをお菊さんの塚だと知っている人は少ないのではないでしょうか。

早速お菊さんにも伝えておきましょう。

遊具で遊んでいる親子に奇異な目で見られました。

これで完了です。ちなみにお菊さんゆかりの井戸は姫路城の敷地内にあるそうです。

振り返るとほぼ告げ口にしかなっていない気もしますね。

いるじゃないですか、聞いてもいないのに「◯◯さん、なんか◯◯◯って評判になっていますよ〜」なんて言ってくる人。まさに今回の僕がそんな感じの気もします。

ザ・おせっかい。

霊界にSNSなんかがあったなら今頃、お岩さんとお菊さんにdisられているかもしれません。嫌われるタイプですね。

最後に

実はお岩さんもお菊さんもモデルになった人物は実在したものの、怪談となってしまったのは歌舞伎などのエンターテイメントのフィクションによるものであるという事です。

なので、四谷怪談の事を題材にするとたたりが起きるとも言われていますが、個人的には怖がるのもちょっと違うのではないかな、とも思っています。お岩さん、めっちゃいい人だったみたいだしね。

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。