本物の妖怪ウォッチを作る旅 in 川越

投稿者:

妖怪ウォッチ。もちろん知っている。

離れて暮らす子供にせがまれて、品薄のおもちゃやゲームを苦労の末ゲットした記憶もある。

しかし実は一回も妖怪ウォッチのアニメをちゃんと見た事がない。
なのでどんな話なのか全く知らないのだ。

ただ、察することはできる。

ウォッチというくらいだからたぶん腕時計がポイントなんだと思う。

その腕時計を使って妖怪を呼び出すか、吸収したりして数々の問題をクリアしていったり、さらに妖怪同士を闘わせたりするのだと思う。(100%臆測です。)

さぞかし子供達の心を鷲掴みにしそうなストーリーだ。

しかしそれは所詮アニメの世界。

ここは大人の力を見せつけて本物の妖怪ウォッチを作ってやろうではないか。

そのためには妖怪スポットを探して妖怪を集めないといけない。

リサーチした結果、埼玉県川越市に妖怪スポットが固まっているようだ。

よし、川越の妖怪を集めて本物の妖怪ウォッチを作ってやるぜ。

 

川越妖怪ツアー

埼玉県川越へやってきました。

ここ川越は小江戸と冠が付くほどに昔の味わい深い町並みが残る観光地。訪れた事がある方も多いのでは。

都内からもアクセスもいいのであっという間にたどり着きました。

今いる場所は、「小江戸蔵里」という場所です。
もともと酒造の建築物を改修し、お土産やお酒など川越の物産が楽しめる新しい名所です。

さて、早速ですがここ「小江戸蔵里」をスタート&ゴールとして、今回巡る妖怪スポットはこちら↓

こちらの情報は川越市のホームページを参考させていただきました。

https://www.city.kawagoe.saitama.jp/koedo90/course/pdf/c31.pdf

夏になるとボランティアガイドさんによるウォーキングツアーも行われているとの事。要チェックや。

本川越駅からの歩きを含むと約4.4km。ゆっくり歩いておよそ2時間くらいのコースでしょうか。ちょうど良い距離ですね。

そして、これは今回用意した妖怪ウォッチ(の元)です。

この時計に妖怪を吸収していき、本物の妖怪ウォッチを作っていくという寸法です。

えっ?チープさがひどい?それは触れてはいけません。
(108円だったことは秘密ですよ。プチプラってやつです。)

さてさてどうなることやら。

 

スポット① 【通町 幽霊と囲碁を打った伝説】

蔵里から歩いて数分。通町(とおりまち)の交差点へやってきました。

この通町の妖怪伝説はこちら。

通町には昔、考顕寺というお寺があり、囲碁が大好きな和尚様がいたそうです。
川越の藩士を相手にしょっちゅう囲碁を打っていた。ところがいつも相手をしてくれた藩士が病死してしまいます。しかし藩士は幽霊となりその後も和尚と囲碁を打っていたという伝説があります。

死してなお、囲碁を打つとはよっぽど好きだったんでしょうね。
ちょっとほのぼのする話です。

さて、その通町ですが・・・。

見事に何もない…。

道路とコンビニしかありませんでした。近代化とは無下なものです。

せめてお寺の跡とか何かしらはあるかなと予想してたんですが。

しかし、かつてこの地で幽霊が囲碁を打っていたという伝説はあるのです。
ということは妖怪もそこらへんに漂っているはず。たぶん。

では早速妖怪を吸収してみます!

しゅごごごごごご。

あっ、何してるか分からないですか。

僕以外の目には見えないので実際にはこんなイメージです。

しゅごごごごごご。

ゴーストバスターズを思い出してください。

心の目でみてくださいね。僕は心の優しい人が好きです。

ちなみに以下は同様のパターンになりますので画像加工は割愛します。

 

スポット② 【出世稲荷神社 狼から助けた稲荷のお告げ】

地図に沿ってしばらく歩くと大きなイチョウの木が現れました。

巨大なので遠目からでもすぐ分かります。

公園の真横に位置するここが出世稲荷神社です。

ここの伝説は

昔、魚売りが商売前や帰り道にこの神社へお参りをかかさなかった。
ある日、夢に狐が現れ「早くに出発すると悪いことが起きる」と告げてくれました。そのお告げを守ったおかげで人喰い狼から逃れることができたそうです。

狐いいやつ。

それにしても人喰い狼って・・・と思うかもしれませんが、埼玉は山間地域も多いのでかつては野良犬感覚で狼がいたのかもしれません。

それにしても立派なイチョウです。対になっているのはおそらく阿吽の関係としてですかね。

紅白ののぼりが独特の雰囲気を醸し出しています。これは夜だと怖いかも。

参道を進んでいきます。

IT関係の人のノートパソコンに貼ってあるステッカーを思い出しますね。

立派なお稲荷様です。

この狐さんが商人を助けてくれたと。やはり常日頃お参りしているといい事があるんでしょうか。

いい話で恐縮ですが、ぜひ吸収させていただきます。

しゅごごごごごご。(イメージが大切ですよ)

 

スポット③ 【連雀町駐車場 妻子が猿に見えた話】

出世稲荷からしばらく歩きました。

ここは一見、なんの変哲も無い駐車場ですが・・・

その通り。普通の駐車場です。

しかし、もちろんここにも伝説があります。

かつてこの駐車場の場所にキリシタンの牢屋敷がありました。その跡地に武家屋敷が建ち、その家族にキリシタンの怨霊が取り憑きます。
そのせいで、ある日帰宅した武士には妻子の姿が猿に見えてしまいます。その結果、武士は自分の家族を切り殺してしまうのです。

おお、やっと怖いのがきましたよ。エクソシストみたいな伝説ですね。

しかし現在はほんとにただの駐車場なのでその跡形もありません。怨霊は少し怖いですが、おそるおそるアレをやっときます。

しゅごごごごごご。

OK。僕にはしっかり武士の怨霊が見えていますよ。信じる心。

さて、次へ向かいましょう。

歩いているだけで楽しい川越の街並み。

道中、古くなった長屋のような建物が並んでいました。

そんな建物をおしゃれに活かしたカフェもありましたよ。コッペパンが美味しそうでした。(残念ながら買っていません)

このように川越は街自体がすごくいい感じなんですよ。

 

スポット④ 【大工町 かどわかされた藩士】

先ほどのおしゃれカフェからすぐのところに次の妖怪スポットはありました。

ここでは皆川市太郎という武士が住んでいましたが突如失踪してしまいます。

しかしその三年後、市太郎はふらっと帰ってきました。市太郎いわく「山伏姿の怪人にさらわれ各地を連れまわされたがなぜか声が出せなかった」と皆に話したそうです。

これはいわゆる神隠しの話ですね。

山伏ということは天狗の仕業と見ることができそうですが深くは分かりません。なぜ連れ回したのでしょうか。デート?

この建物も入って良いのかちょっと微妙だったので、ここはあまり掘り下げません。

しゅごごごごごご。

 

スポット⑤ 【烏山神社 稲荷伝説】

住宅街に突如鳥居がお目見えです。ここが烏山神社みたいですね。

この神社の伝説は、

太田道灌が川越城を作る際に富士山が見えるよう森を切り開いた。そのせいで家臣が神隠しに遭ってしまったそうです。そのほか、繁栄を願う願書が出てきたことによりこれを築城の吉兆ととらえ、烏山神社をここに建てたそうです。

なんと前向きな。そして神隠しにあった家臣は無事に戻ってきたのでしょうか。

分からないことも多いですが鳥居をくぐって進んでいきます。

立派な稲荷神社が現れました。住宅に囲まれた中なのにこの雰囲気。おそるべしです。

入り口のお稲荷様。セクシーですね。ゼクシー。

さて、吸収。吸収。

しゅごごごごごご。

吸収後、裏手にも何かないか探索していたところ、なにやらガサッと動物の気配が・・・

振り向くと、

ふぇっ!?


たぬき!

すごくないですか?稲荷神社でたぬきと遭遇するなんて、緑の狸と赤い狐のフルコンボですよ!

これは何か意味があるのでしょうか・・・

それとも化かされているんでしょうか・・・。

ただですね、この時はテンションが上がっていて混乱していたのですが、後で写真をよく見たところ、

これ、アライグマですね。ラスカル。

どうりで目があった時、やたら可愛いと思ったわけです。

尻尾がシマシマだし。

昨今問題になっている野良アライグマってやつですね。

アッサラーム・アライグマ。いや、どうか忘れてください。先を急ぎましょう。

 

スポット⑥ 【雪塚稲荷神社 白狐のたたり】

蔵造りのメイン通りから裏に入ったところにこの神社はありました。

長寿院というお寺のすぐ隣に佇んでいます。

古くともしっかりと綺麗に保たれているので神聖な空気。

ここの伝説は、

その昔、迷い込んできてしまった白狐を若い者が殺して食べてしまった。
しかし、そこから毎晩人魂が現れるなどのたたりが起こり始める。そこで祟りを鎮めるために白狐の皮と骨を埋めて塚を作った。それが雪の降る日だっため、この雪塚稲荷という名前が付いたそうです。

狐食べちゃうんですね。

しかし、なんだか悲しい話です。

昼だというのにこの神社の寂しい雰囲気もそのせいかもしれません。

しゅごごごごごご。

ひとつ気になったのが、この神社、入口に普通いるはずのお稲荷様がいないんですよね。祀っている白狐がいるせいでしょうか。

しかし謎をあれこれ想像するのも神社の楽しみ方なんです。

さて、次のスポットに向かう道すがら、観光名所の「時の鐘」がありました。

小江戸川越のシンボルとも呼べる時計塔。

昔、あまり時計は普及していなかった時代。この鐘の音が川越城や城下町に鳴り響き、皆に時刻を知らせる役割だったそうです。チャイムということですね。

この時計塔、火災などで何度か焼失していて現在建っているものは4代目。

時の鐘の周辺が一番賑わっていて常に人がたくさんいます。

両脇にお店も立ち並んでいるので歩いているだけで楽しいです。

時の鐘近くのスターバックス。和風バージョンなんですね。

 

スポット⑦ 【大正浪漫通り 猪鼻民部】

時の鐘の通りを曲がれば、大正浪漫通りです。

ノスタルジックなお店が今もしっかり営業していて、なんだか着物で歩きたくなります。はいからさんが通るぜ。

子供の日が近いので鯉のぼりが飾られていました。

さて、ここの伝説は、

八王子に住んでいた老狐が人間と接したために仲間から追い出されてしまう。
老狐は猪鼻民部という浪人に化け、川越の梵心山に住みついたいう。
梵心山は今の丸広百貨店の付近にあったそうで、そこへ稲荷が建てられた。
そののち、丸広百貨店は稲荷を撤去したがよくない事が起こったりしたため、稲荷を戻した。いまでも百貨店の屋上には民部稲荷が祀られているそうです。

丸広百貨店は駅から歩いてくる途中にありましたね。あとで行ってみます。

でもその前に、

しゅごごごごごご。

さて、丸広百貨店にもいってみましょう。

商店街まで戻ってきました。

デパートの屋上なんていつぶりだろう。観覧車に乗りたい欲求がでましたが、さすがに我慢しました。

お社発見。屋上の片隅で静かに子供達を見守っていました。

ふと、ここで遊んでいる子供たちは、ここに稲荷がある意味とか知っているのかな?なんて思ったりもします。

こういった裏話とかって知っていると物の見方が少し変わると思っています。

 

スポット⑧ 【蓮馨寺 仕返し恐れた遊佐将監】

さて、長らく巡った妖怪スポットもここで最後です。

ここ蓮馨寺の伝説は、

17世紀、島原の乱。3万7千人のキリシタンが処刑されたとされています。遊佐将監(ゆさしょうげん)が墓石のかわりに建てた遊佐地蔵がありま す。この地蔵は、奇跡を起こすと言われていますが、遊佐将監がキリシタンの祟りを恐れたために建てたという説があります。

こちらが件の遊佐地蔵。

お地蔵様にしては頭が小さくモデル体型です。なんかかっこいい・・・。

しかし正直、遊佐地蔵より・・・

こちらの方が気になるんですよね。

おびんづる様。

キャッチコピーは「さわって、なでると、すぐなおる」

薬のコピーでありそう。

なるほど。触る系なんですね。
幸い今は頭の悪さ以外に特に悪いところもないのですが、せっかくなので触れておきます。

「オレタチ・・・ト・モ・・ダ・チ・・・」

 

広いお寺の敷地をぶらぶらしていると美味しそうなお団子屋さんを発見。

団子ってつい買っちゃう。

あっ、吸収しておかないと。

しゅごごごごごご。

さあ、これにて妖怪収集は完了です。

スタート地点でもあった蔵里に戻る前に、少し川越の街を散策して帰りましょうか。

せっかくの天気ですしね。

川越は芋が名物。食べながらブラブラするのもいいですね。

メインの通りでなくてもレトロな雰囲気があるのでぜひ細かく散策したいところ。

なにげなく飾られていました。これは月の満ち欠けですね。

着物が似合う街です。

ところどころにすぐ着て歩けるレンタル着物屋さんもありましたよ。

思わず買いそうになりましたが、使うシチュエーションがないのでやめときました。英断。

これに関しては謎しかなかったですけどね。

お菓子を売っているお店が多い通りです。

 

さて、スタート地点でもあった、蔵里に戻ってきました。

今、この腕時計にはバッチリ妖怪たちが封印されています。

僕の特殊な力で押さえつけている状態なんで、触ると祟られますよ。ふふふ。

 

妖怪ウォッチを仕上げる

では、巡って集めた妖怪たちを目に見える形にして、本物の妖怪ウォッチを仕上げましょう。

まずは集めた妖怪たちをプリントアウト。

これを綺麗に切ると、

こうなります。

時計のベルトに装着すると・・・

はいっ!本物の妖怪ウォッチ完成しました!

もう完全にスウォッチですね。原宿あたりで普通に売っているかもしれません。

みなさま、優しい心をありがとうございました。


最後に

今回の妖怪ツアー、全体的にお稲荷様、狐に関する話が多かったですね。
それに妖怪というよりかは幽霊系の話も多かった。

今回巡った場所以外にも、川越には妖怪や幽霊に関するスポットがたくさんあるので時間に余裕のある方はそちらも巡ってみてはいかがでしょうか。

ビジネスシーンにも最適。

なお、この写真は昼休みに撮影したのですが、撮影後に会社へ戻る途中で妖怪ウォッチを紛失してしまいました。

思い返しても無くなるわけがなかったのに不可解です。

僕は狐に化かされちゃったのかもしれません・・・。