君は姫路駅の駅そばを知っているか

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母親が現在、姫路に住んでいるのでまれに訪れる。

姫路には毎度楽しみがある。

それは駅そばを食べる事。

これは僕が大阪に住んでいた時代、岡山の実家へ帰るたびに続けていた愛すべき習慣でもある。お金がなかったから各駅停車で岡山まで。そうすると姫路で乗り換えが発生するのだ。

姫路駅の駅そばは「まねきのえきそば」という。

駅弁や会席料理などの「まねき食品株式会社」が運営している。昭和21年から続き、姫路に本社を置く老舗の食品会社だ。

「人=man 」が行き交う「駅=eki」で「まねき」素晴らしいネーミング。

さて、久しぶりに姫路にきたのでもちろん食べる。

この姫路のえきそば、実は関西以外の人には案外知られていないかもしれないのでご紹介したい。

久しぶりに降りたった姫路駅。

すでに午後3時を回っているが駅そばを食べるため昼ごはんを食べていないのだ。空腹は最高の調味料。

何はともあれ、えきそばだ。

こちらが新幹線の改札前のまねきの店舗。

店舗では色んなメニューが揃っている。この店舗ではテーブルに座って食べることができる。

駅弁も充実している。新幹線の中で車窓をおかずのおかずとして食べるのもまた一興。

だがしかし、僕はこの店舗では食べない。

そのままロビーに出てJRの在来線のホームに上がると、立ち食いの店舗があるのだ。

僕は立ち食いを選ぶ。

なぜなら狭い店内で肘が触れそうな中で食べる方が好きなのだ。

店舗で座って食べるのもいいが、ホームの真ん中で立ち食いの方がよりえきそばの魅力が発揮されると信じているからだ。

ところで大事なことを僕はまだ話していない。

姫路のえきそばは普通の蕎麦と何が違うのか?

その答えはこれを見てほしい。

そう。うどんや蕎麦などの和風だしに対して麺が中華麺なのだ。

ありそうで案外なかった組み合わせではないだろうか。

これが優しい味ですこぶる美味いのだ。

まずは券売機で購入を。初めてならば天ぷらえきそばを選ぶといいだろう。でもきつねも美味い。いなりも美味い。巻き寿司も美味い。もう全部美味い。アイラビュー。

券を買ったらカウンターへ順番に出す。さすがホームの立ち食いそば。ほぼ待つ事はなく、すぐにえきそばが出てくるはずだ。

お好みで一味を一振り。一味はカウンターにしか置いてないのでこのタイミングでかける。

そしてカウンター前は混雑するのでお箸を持ったら素早く空いているポジションに移動しよう。しかしそばを持っているので慌てずに。

どうだろう。これが姫路のえきそばだ。

中華麺の黄色さが食欲をそそる。我ながら上手く(美味く)写真が撮れた。

では、いただきます。

美味い。濃いめの出汁がべらぼうに美味い。

深淵を覗いたら引き込まれてしまったような深い出汁のコク。そして、その深さから一気に救い上げてくれるような優しい中華麺。

うん。もう何を言っているのか全然分からないけどとにかく美味いのだ。

東京の蕎麦も確かに美味いが、関東の人でこの出汁を味わった事がない人はちょっとびっくりするかもしれない。

僕は東西どちらも知っているので、僕の言う事は信じていいと思う。

ごちそうさま。

あっという間に食べ終わりホームへ戻る。

満足だ。これだけで新幹線に乗って東京に帰ってもいい。いや、おかんのところに行かねば。

 

最後に

昔は今の店舗のように綺麗でもなく、いかにもホームにある立ち食い蕎麦という佇まいだったと記憶している。

18歳で大阪に出てから節目節目で岡山に帰る際、通過儀式のように立ち寄って舌鼓を打っていた。

僕はもう何回このえきそばを食べた事だろう。様々な記憶が蘇り懐かしくなる。楽しい事も悲しい事もあった。

もし姫路に立ち寄った際はぜひ「まねきのえきそば」を食べてみてほしい。きっと満足してもらえると思うので。

 

 

姫路は駅を出るとすぐに城が見える。

母親は子供の頃ヤマトヤシキに買い物に行くのが何よりの楽しみだったそう。

姫路駅を出てすぐの商店街。そこにハトヤというかまぼこ屋さんがある。

そこのちくわパンもオススメです。

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