海老の「ケン」だけのお寿司は美味しいのか?

投稿者:

こんにちは。

えっ?何をしているのかですって?

お寿司を握るイメトレに決まってるじゃないですか。

マッハ小手返し。

突然ですが、映画や漫画でストーリーにあまり重要じゃないのになぜか覚えているシーンってありませんか?

僕は「将太の寿司」という漫画のあるエピソードが今だ頭に残っています。

将太の寿司はだいたい何かしらの食材テーマをもとにライバルと対決していく話です。その時は海老がテーマでした。

海老対決で悩み抜いた末に将太が出した寿司は、なんと海老の「ケン」だけで作った軍艦巻き。

海老の「ケン」が何か分からないと思いますのでちょっと説明しますね。

海老の尻尾って二つに分かれるんですがその間の尖った部分が「ケン」です。

見事な独創性でその勝負に打ち勝った将太。

そのインパクトたるや。まさか海老本体でなく、ケンだけを使って寿司にしてしまう意外性に審査員と僕はやられたんでしょうね。

海老のお寿司を食べるたびに、このエピソードを思い出して「おっ、ちゃんとケンがついとるな〜」って確認してしまうんですよ。気になる、気になる。もうトラウマに近いかもしれない。

ところで海老の「ケン」ってそんなに美味しいの?

これは実際に確かめないと僕に安息の日はきませんね。

海老を大量に用意

海老ってバナメイっていう名前なんですね。

用意した海老、その数32匹。生の海老を買ったの人生で初めてです。今日は海老記念日にしましょう。

我が家には炊飯器がないので、酢飯はチラシ寿司のお米で代用しますよ。

これがケンですね。剣からきてるのかな?

しかし生の海老を買ったのが初めてなら茹でるのも当然初めて。というか茹でるので正解?

魚介類はあまり買わないので調理法がわからない。

調べた。塩とお酒を入れて茹でるらしい。

ん?まず海老に竹串を刺してから茹でると書いている。竹串!?

竹串なんて常備してる家はない。

帰ってきたばっかりなのにまたスーパーに行く。んもう。

竹串買ってきました!


海老に竹串を刺していく。なんで刺すのかは理解していない。

こうしてみるとやはり大量だな…。

最初はうまく出来なかったが、途中からコツを覚えて早くなった。海老を串に指すだけの内職とかあればそれで食っていけるかもしれない。

鍋に塩と料理酒を入れて沸騰させます。

おおっ!黒かった海老がすぐに赤くなった!

僕の知っている海老になった。浮いてきたらもうOKらしい。

カニもそうだけど茹でると赤くなるのってなんか不思議だ。

確か赤色って食欲を刺激する色だ。美味しく食べてもらうために赤くなるなんて神様は世界をうまいこと作ったわけだ。

茹で上がり。多すぎてザルに収まらない。

竹串の意味が分かった。海老は茹でると丸くなるはずなのでそれを防ぐためだ。エビチリの海老はそのまま茹でてるから丸いでしょ。

殻を剥くのが大変

しばらく放置して冷ましてから殻をむく。

剥いて剥いて剥きまくる。数が多いので気が遠くなる作業だ。

海老のケンは別に切り落としていく。

かなりの数を剥いたわりに「ケン」はこれだけ。ええっ!?これだけ!?

結構な数の海老を向いた気がするけど「ケン」は小さいのでその容量の少なさにびっくりする。

それにしても殻を剥くのって結構大変なんですよ・・・。

飽きた。

 

閑話休題。ポテトの美味しいとこだけ。

フライドポテトを買ってきました。

単体でやるにはちょっと弱いネタをいい機会なのでやってみよう。気分転換だ。

皆さん、フライドポテトの端っこが好きか真ん中が好きかという論争を一度は聞いたことがあるだろう。

僕は断然真ん中のしなっとした部分が好きなのだ。

この真ん中の部分だけを集めて食べると、美味しくて幸せになれるんじゃないかと思っていた。やってみよう。

真ん中だけを残す。端っこも後で食べるよ!

握った酢飯に積んでいく。ジェンガのように上手くバランスを取らないといけない。

海苔を巻いて完成。

回転寿司にあってもおかしくない代物ができた。商品名は「ポテトの美味いとこだけ集めました」でいきたい。

これは期待しかない。早速食べてみましょう。

 

 

味が複雑すぎるっ!

ポテトのモッサモサ感と酢飯のしっとりさが全くマッチしていない。むしろ反発しすぎて磁石みたいだ。

よく考えたらこれ寿司にする理由って全くないんですよね。なんで寿司にしたんだろう。

よく分かりました。むやみに何でも寿司にするのやめた方がいいですよ。

 

海老の続きに戻ります。

時間はかかるけど地道に殻をむくしかない。

剥き終わったー!

達成感がすごい。もう今日という日が終わってもいいんじゃないかな。

しかし、結局集まった「ケン」はこれだけ。

イメージしていたよりかなり少ない。

しかし、できるかな?じゃない。やるんだよ。

チラシ寿司の名残が少し残る。

「ケン」の数が少ないのでかなり小さめに酢飯を握る。サイズが小さければなんとかなるだろう。

海苔を巻く。海苔が重なる部分を濡らすと上手くっついた。餃子の皮と一緒だ。

一つずつ丁寧に「ケン」を乗せていく。これを習得するのに三年かかります。

やっとこさ完成。

できました!海老の「ケン」だけで作ったお寿司!

ビジュアル的にちょっと微妙!

それにしてもここまでの道のりが長かった。途中で寄り道もあったし。

将太の寿司で頭から離れないお寿司、いざ実食します!

 

海老の「ケン」だけの寿司はうまいのか?

かなり可愛いサイズの軍艦巻き。

いただきま〜す。

 

味、薄っ!

思わず笑ってしまった。

あっ、後味はほのかに海老の匂いがする。でも本当にそれだけだな。

あと口触りがなんか気持ち悪い。プニッとした棘の集まりだ。あんまり経験したことない感触が口の中に広がり違和感しかない。

結論:海老の「ケン」だけで作った寿司は味があんまりしない。

なんてことだ。漫画の中ではあんなにも審査員が唸っていたのに。

もっとたくさんの「ケン」が必要だったのかもしれない。しかし、普通に身の方がよっぽど海老の旨味がある気がする。

30匹以上のケン < 一匹の海老の身

どうやって将太は審査員をうならせたのだろう?それについては疑問だが、僕の中で結論は出たのでスッキリした。

今後、海老を食べる時、もう「ケン」は気にならない。

「身」は「ケン」より強し。

 

残った海老とチラシ寿司で海老丼を作ったら暑い国の国旗みたいになった。

 

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。