妄想雲飯店(もうそうくもはんてん)へようこそ 

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空を見上げたら雲が食べ物に見えた。

だれでも一度は思ったことがあるだろうし、口に出したことすらあるでしょう。

人間の妄想力って無限の可能性を感じさせますよね。

どうせ食べ物を妄想するなら、いっそ白ご飯のおかずにしちゃえばいいのでは?

良くも悪くも妄想にはちょっと自信があります。やってみましょう。

 

白ご飯を用意

やってきたのは二子玉川駅。休日なので家族連れが多い。

何はなくとも白ご飯が必要。確か地下に東急ストアがあったはず。

デパ地下の美味しそうなお惣菜には目もくれず、購入したのは白飯とお茶飲み。

白飯だけを買うってレジの人はどう思っているのだろうか。

「この人、おかずを作ったはいいけど、炊飯器のスイッチを入れ忘れたのかな?」とかかな。これも小さい妄想。

この階段を登れば多摩川だ。

雲を見上げるのなら土手と相場は決まっています。

対岸にはバーベキューを楽しむ人たち。こっちは白飯だけだぞ。

この日は猛暑だった。日向にいるだけでジリジリと焼けていくのがわかる。

随分ストイックな買い物をしたと思います。

トレイのままだと寂しいのでお茶碗へ移しました。セッティング完了。

さあ、いつでもいただきます。

 

妄想雲飯店、開店です。

空には無限におかずが漂っています。

これをただの雲と思うか、おかずと思おうかは自分次第です。

おっ、早速発見しました。さあ、一品目はなんでしょうか。

鮭の塩焼きですね。最初の一品としては重すぎず、ちょうど良いのではないでしょうか。

イメージとしてはこんな感じです。

塩が効いてて、とても美味しい。脂が乗っていてたまりません。できるだけ綺麗に身をほぐすことに思わず集中してしまいます。(※妄想)

だいたい誰かと鮭の塩焼き食べると皮を食べるか、食べないかという話になります。

僕は皮も食べる派に属しています。少し焦げるくらい、パリパリがベストと熱く語るんですが、聞かされる相手はいつも少し引いていますね。

 

続いては明太子ですね。

熱々のご飯の上に乗っけて箸で崩す。ご飯と一緒に口に放り込めば、そこに広がるパラダイス銀河(妄想)

実はずっと食わず嫌いで明太子が食べれるようになったのはここ数年のことです。

しかもご飯の上にほぐされたものしか食べたことがないので、この丸々一本の食べ方が分かりません。でも妄想だから気にしません。

でもこれ、一本丸々食べたら辛いんじゃないの?

 

続いては唐揚げときましたか。

王道中の王道。噛み付くとじゅわっとした肉汁が溢れ出し、そのまま白ご飯でパクリです。むしろセーブしないと唐揚げだけでご飯がなくなっちゃいます(妄想)

定食屋で迷ったら唐揚げを選べと高校の先輩が言っていました。たぶん、根拠はないです。

あと、揚げたてを食べた後、口の中の皮がベロンベロンになっている時があります。お店を出た後で気付くんですよね。あれ。

中華が続きます。

”酢が多めのタレにじわっと浸してご飯の上にワンバウンド。まずは半分を口の中へ。間髪入れず白ご飯を口に運ぶとそこはチャイチャイチャイニーズ。(妄想)

休みの日、たまに「よっしゃ、餃子作ったろ」ってなるんですけど、だいたい包む段階で飽きちゃうんですよね。あれはめんどくさいんです。

でも自分で作った餃子は美味しくなくても美味しい。

餃子はご飯に合う。

秩父にわらじとんかつってのがあるけど、これはビルよりでかい。

本命とも言えるのがきました。

半分をソースで。もう半分は塩で。許されるなら一切れでご飯5口くらい引っ張りたい。揚げ物というのはなんでこんなにご飯と合うのでしょう。もう、箸が止まりません(妄想)

何年か前の話です。雪が積もった正月の東北を旅していました。ほとんどお店が開いておらずやっと見つけたとんかつ屋さんに入りました。

ハチマキをした店主は、こんな日にどこから来たの?と陽気に話しかけてくれ、和気藹々とした雰囲気に。

注文したとんかつが運ばれてきました。僕は何の気なしに言ってしまったのです。

「すいません、マヨネーズください」

ガラッと変わる店主の表情。

マヨネーズはないよ、と冷たくそっぽを向かれ、何がマヨネーズだよ、と小さく呟いたのが耳に入りました。

先程までの楽しい空気が嘘みたいです。とんかつにマヨネーズをかけようとする行為が店主の琴線に触れたのでしょう。

ずいぶん寂しい味のとんかつになってしまいました。

“私はとんかつにソースとマヨネーズ、どちらもかけて食べるのが好きなのですが、これは邪道なのでしょうか?”(東京都 男性)

 

・・・なんの話でしたっけ?

 

重大な事に気づきました。

妄想だと自分の好きなおかずが、いくらでも食べられるではないですか。

なんと妄想雲飯飯店は食べ放題のお店だったのです。

ただ、デメリットとして、なかなかいいおかずがこない時もあります。

そんな時は焦らず一旦、箸を置くのもまた一興。

土手にはクローバーがいっぱいです。

四つ葉のクローバーを見つけました。小学校以来で軽く興奮しました。

よく考えると肉ばっかり食べていますね。ちゃんと野菜もとらなければ母親に怒られます。

同じ寒色だからか、さほど違和感がない。

野菜とはいえ、ブロッコリー単品だとちょっとご飯には合いませんね。

どうでもいいんですが、ブロッコリーっていつも茹で時間が全然わかんないんですよね。だいたい、いつも茹ですぎた感があります。でも茹で時間を短くすると茎の部分が硬いんです。

フサフサの美味しさをとるか、茎の柔らかさをとるか、悩ましい二択にいつも苦しめられる罪な野菜です。

さて、もうあと一品で完食ですね。

最後の一品はなんでしょうか・・・

ミートボールです。

あえてこのレトルト感がとてもいいです。トロッとした餡が中々箸に掴ませないもどかしさも愛したいですね。これもご飯にワンバウンドさせましょう(妄想)

子供の頃、お弁当には必ずこれが入っていたのを思い出します。

しかし大人になった今、これスーパーで買わないんですよね。安いし、美味しいんですけどね。大人になったということでしょうか。

 

ごちそうさまでした・・・。

 

普通に白ご飯食べただけだー。

 

さて、この妄想雲飯。口に中はお米の味しかしませんよ。(ご飯は美味しい)

妄想は味覚とはつながらないのでしょうか。それとも僕の妄想力が足りないのでしょうか。

熟練すると妄想だけで口の中に肉の味を出すことができるのでしょうか。

とにかく、僕にはまだ早かったようです。

 

夜はちゃんとしたおかずを食べました。

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