意外なところにある神社

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羽田空港で子供が乗った飛行機が到着するのを待っていた。

僕は離婚しているので子供と会えるのは年に2回くらい。だいたい僕の方が子供に会いに行くのだが、今回は向こうが東京にやってくる。

おそらく子供だけで旅をする経験をさせたいという元奥さんの意図があるのだと思う(確かめてはいない)

JALは子供だけの搭乗をがっつりサポートしてくれるサービスがあるので安心。はっきり言って、はじめてのお使いの親側の気分です。

久しぶりに会える嬉しさからか、到着時刻よりかなり早く空港に着いてしまった。さらに、飛行機も少し送れて出発したらしいのでかなり時間があった。

というわけで空港内をウロウロしてみることに。空港は非日常空間なので楽しいのだ。

空港といえば、まず行くべきは展望台だろう。

展望デッキは思っていたより人が少ない。よかった。

スカイエールなるビールがある。空港のものはオリジナルのネーミングが炸裂しているので興味深い。

ほら、スカイドッグ。もしかしてレタスがジェット部分の炎を表しているのだろうか。あの翼についているジェット部分の。

マニアというわけではないのですが、人並みに好きですよ、飛行機。テンション上がります。

飛行場を行き来する専用の車たち。

この空港の滑走路にいる車を見て、いつも二つの事を思っています。

一つはこの車って走っていい範囲が決まっているのか?

なんだかすごく自由に走り回っているように見えるんですよ。でも普通に考えたらそりゃ細かく決まっていますよね。でないと事故が起きちゃう。

もう一つは、運転している人たちがやけにアメリカ映画に出てきそうな感じだという事。

自分が飛行機に乗った際は離陸前の窓からよく見ています。あの運転手さんたち同士ってやたら会話してるんですよね。それもなんだか小粋なセリフを言ってそうだなと。

「ヘイ、昨夜はお楽しみだったようだな。ボブがそこら中に吹いてたぜ」

「なんだと、冗談は給料の低さだけにしてくれよ」

字幕に表示されそうなセリフをいつも勝手に脳内再生しています。

あっ、飛んだ。スターフライヤーの黒い機体はかっこいい。

黒い機体って車と一緒で夜は見にくくて危なくないのかな?なんて思っていましたが、飛行機にそれはあんまり関係ないですね。杞憂。

さて、展望デッキはこれくらいにして下に戻りましょう。

これ、すごい。けどバイクが買えるお値段。

部屋とYシャツと私と同じパターンのゴロだ。パッケージもおしゃれ。

空港のお土産屋さんって、オリジナルグッズが面白くて飽きないなあ、なんて思いながらフロアをフラフラ。

そこで、あるものに気づいてしまったんです。

なんか面白いものないかな

んっ?

航空神社!?

歯科があるのもびっくりではあるのですが、神社とは?

これ、奥に進んでいいのかな?と思いつつも好奇心は勝手に足を進めます。

なんかある…。もしかしてこれ?

ほんとにあったよ。神社。

羽田航空神社の文字。空港神社ではない。

これは中に入っていいのだろうか・・・?関係者のみ・・・?

あっ、よかった。大丈夫。

中に説明の札が立っていたのでちょっと読んでみましょう。

なるほど。ちょっと調べましたが、港区にある日本航空協会の建物の屋上に航空神社がありそこから勧請※された神社らしいです。

※勧請はラーメン屋さんでいう、のれん分けと勝手に解釈しています。

普通のオフィス的な一室というミスマッチ感がたまらない。

お供えのお菓子などが置かれている、ということはある程度は人が訪れているということでしょうか。

お気づきでしょうか。上の写真の大福やホクミル(白いおかき)、かっぱえびせん、きちんと向きが祭壇の方に向いています。

いや、それだけなんですけど、きっちりした人が置いたんだな、となんだか感心しちゃって。当たり前といえば当たり前なんだけど結構気づかなさそうと思いまして。

神道には玉串奉奠(たまぐしほうてん)っていう作法があるんですが、それも榊っていう枝をくるっと回して、根本を祭壇(神様)の方に向けるんですよ。

お供えのお菓子もきちんと知っている人はするんだなと。

この傘は単純に忘れ物かな

それにしてもまさか空港内に神社があるとはつゆにも思わなかったです。

全く前情報なしに発見したのでやたらテンションが上がりましたが、後で調べたらさすがデイリーポータルZ、風雲小ネタ城に既出でしたね。気にせず書きましたが。

この羽田航空神社、ほぼアピールらしきものをしていないので分かりづらいですが、国内線、第一ターミナルの一階にありますよ。

もし時間があるときには、ぜひお参りを。

僕が興奮して写真撮りまくってる間も、何人かが看板に気づいて入ってきました。

皆、ここ…入っていいのかしら…?とおそるおそるな感じがなんだか良かったです。

あと、歯医者さんもあるんですね。こりゃ、もう空港で生活できますね。「ターミナル」って映画を思い出しました。あれ、多分可能ですよ。

 

東京タワーにも実は神社が。歩いて登る

子供たちと無事に合流して、その足で東京タワーに行きました。

どこ行きたい?って聞いてお台場と天秤の末、東京タワーに決まりました。

しかし、実は僕が若干、東京タワーに導いた感があります。

なぜなら、土日は外階段を歩いて東京タワーに登れるんですよ。

一回歩いて登ってみたかったんです。

約600段、所要時間は約13分。

このチャンスを逃してなるものかと、多少嫌がっていた子供をせっかくだからとなんとか説得して登りました。

で、登ってみた結果は・・・

いや、きつい。

ところどころで東京タワーのキャラクター「ノッポン兄弟」の励まし?が現れます。

はあ、はあ、と息を荒くしている身としてはこのスパルタ具合がちょっと気になります。ノッポン兄弟、普段サングラスなんかかけてないし、かわいい目してるくせに。

外は雨が降ってきたのでとても蒸し暑い。湿度が高い中、ひたすら階段を上っていく。すでに僕のTシャツはすっかり世界地図を描いています。

飴とムチ。

やっとメインデッキまで登りきった。休み休みで登ったので、結局20分くらいかかったかな・・・。

趣味で山登りをするので自信があったのですが、規則正しい階段ってきついんですよ。個人的に凸凹な山道の方が楽なんです。子供の方がよっぽどすいすい登っていましたね。

ちなみに疲れすぎて上からの景色の写真を撮り忘れていました。失態。

下りも階段で降りられるのですが、僕はしんどく、子供はめんどくさかったのでしょう。満場一致で帰りはエレベーターに決定。スイーっと三階まで一気に降りました。

そして、二階でソフトクリームでも食べようかと迷っている時、また発見してしまったんです。

えええっ!?ここにも神社が!

僕はできるだけ毎週、デイリーポータルZの自由ポータルというコーナーに投稿しています。

しかし、今週はネタもないし、子供との時間を取りたいので書く時間もないな〜と投稿を諦めていたんです。

しかしこの時、思いました。

ああ、これはブログに書けという神の啓示かと。

空港での発見に続き、一日に連続でこうも意外な場所に神社を発見するとはそれ以外に考えられません。

オーライ。分かりました。

子供をほっぽらかして「赤子泣いても蓋取るな」の心意気で今書いています。(実際は思ったより早く寝たので書いてるだけです)

では、ちょっと東京タワーの神社を見ていきましょう。

綺麗なお社です。

お辞儀した時、頭の先っぽが刺さりそうなのが心配。

ちなみにこれは服が赤いのでノッポン兄弟の弟の方ですね。覚えましたよ。

よく読むと、かなり広い範囲に祈願している。こりゃ天照皇大神さん、大変だ。

絵馬って神社にとって一番オリジナリティを出しやすいツールかもしれませんね。

お守りももちろんタワー推し。

しかし、フロアの端っことにあるとはいえ、みんなこの神社をスルーしている人が多い。

みんな神社が気にならないのでしょうか。

まとめ

以前とある温泉街で温泉神社なるものを発見してびっくりした記憶があります。その時調べてみると温泉神社って知らなかっただけで日本には結構あるんですよね。

考えてみれば日本は八百万の神。何にでも神様はいる。

そういえば僕の実家にも小さな神棚があったし、空港にも、東京タワーにも神社があってなんらおかしくないではないか。

空港は、安全に飛行機を飛ばす。東京タワーも電波を流し、登る人には綺麗な景色を安全に見せる。

そのために実は神社が影で支えていると知れば、また少し見方が変わるのではないでしょうか。

神社、神様はこれだから面白いんですよね。

東京タワーを階段で登り終えたら認定証をもらえました。

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。