[アフリカ]下山後① モシの街をブラ散歩。

投稿者:

下山している時の話だ。

ジェームスが言う。

「ミノール、ホットスプリングへ行かない?」

ホットスプリング。温泉か。

海外の温泉って地雷臭がプンプンする。以前、マレーシアでいった温泉もなかなかひどいものだった記憶が蘇る。温泉といえば聞こえがいいが、日本の温泉を想像すると多分痛い目にあう。

しかし、悲しいかな。それをおいしいと思ってしまう自分がいる。こんなブログばっか描いているといつの間にか頭のネジは外れちゃうのだ。

僕は、登山以外の予定を一切入れていなかった。

海外に行く時はいつもそうしてノープランなんだけど、今回もそうだった。ガチガチに予定を入れるのが好きではないのだ。

そして話を聞いていて、僕はてっきりジェームスがプライベートで誘ってくれていると勘違いをしていた。

遠いアフリカの地でそんな体験もいいじゃないか。そう思ってふんわりOKしたのだ。

下山後、送迎の車でホテルまで送ってもらう。運転してくれたのはツアー会社の偉い人だ。ジェームスではない。ごつくてでかい年配の男性。

車の中で偉い人は言う。

「温泉行きたいんだって?サファリもセットで300ドルでどうだ?」

あっ、プライベートじゃないのか。考えたらまあ、そりゃそうか。僕が勝手に勘違いしただけだ。

「あ〜、いや、やっぱりいいよ。明日のことはゆっくりしてから決めるから」

「じゃあ250ドルでどうだ?」

「いやいや、いらない、いらない」

「200ドルだ」

すごい圧力を感じている。

「(めっちゃ下げてくるやんけ)いや、いいよ。また明日検討するわ」

「じゃあ、いくらならいいんだ。言ってみろ」

「いや、無しで。行かない」

「150ドルだ」

「(半額になった)・・・まあ、どうせ予定ないしいっか。オーライ」

なんてやりとりがあり、結局、温泉とサファリに行くことになった。圧力に負けたのは認める。

しかし、後から考えてもこれはこれでまあ、よかったかなと思う。モシの街自体はとても小さく、特に観光的なものもないので、何も予定を入れなかったら暇を持て余したかもしれない。

明後日に温泉、その次の日にサファリへ、ということになった。明日、一日はフリーだ。

その夜は五日間ぶりにシャワーを浴びてぐっすりと寝た。

部屋の中にヤモリが二匹住んでいていちゃいちゃしていた。ヤモリってギッギッて鳴くことを初めて知った。うるさかった。

ブラブラしただけの一日。

起床。昨日の登頂から一気に下山したことにより、さすがに筋肉痛が出た。

下山後のホテル。コテージタイプだ。(到着日と同じ)

これははっきり言っていいホテル。なんたってシャワーからお湯が出る。海外の安宿は基本的に水しか出ないのが普通だ。多分一泊5千円以上はするだろう。ツアー料金に含まれているから泊まるだけで自腹じゃまず泊まらないレベル。

温泉&サファリの料金にちゃっかりもう一泊このホテルの宿泊を入れてもらった。

コテージタイプはかわいい。

朝起きてまずは、洗濯をした。着替えも最小限しか持ってきていないので明日履くパンツもなかったからだ。洗濯といっても石鹸でゴシゴシするだけだけど。

 

ホテル玄関。奥がコテージでこの建物の中は普通の部屋。

他に泊まっているのはキリマンジャロへの登山客ばかりだ。

24時間、警備員もいるのでセキュリティは安心。

鍵をフロントに預け、初めて一人で外にでる。実はちょっとドキドキしている。

道は基本的に車が走るところ以外は土だ。

サークル交差点。信号は一つもなかった。

壺屋さん。全部おしゃれな模様が描いてあって普通の壺はない。

こういった絵画を売っている店はたまにある。

タンザニアで絵画といえばティンガティンガが有名だ。

元々はティンガティンガという名前の絵描きさんがいて、カラフルな色使いで動物などを描いた。その絵は評価され、ティンガさんも惜しみなく弟子たちにその技法を伝え、ティンガティンガは広がっていった。

ジミー大西さんがティンガティンガの影響を受け、画家になったのは有名な話だ。

首都ダルエスサラームの郊外にティンガティンガ村という絵描きさんが集まる村があるのは知っていた。そこに行きたい気持ちはあったが今回は行けなかったのが残念だ。

これはスーパーマーケット。数は少ない。

 

とにかく女性の服装はおしゃれなのだ。

ここがモシの街の時計台。ここから放射状に道は別れる。

どこにいけばいいのか分からなかったので、一番人通りが多そうな正面の道を進むことにした。

プーマのガソリンスタンド。このあたりのことはこちらにまとめています。

おっ、このあたりはかなり賑わっているぞ。

バスターミナルだ。これもプーマと一緒に別記事にまとめてます。

とにかく今日は街を知るために歩き回る。

歩いているとバンバン声をかけられる。サファリやキリマンジャロのツアーへの勧誘、バナナの皮に描かれたアートなど。

だいたい向こうから積極的に話しかけてくるのはまともに相手にしてはいけない。

笑顔でノーセンキューで振り切るのが一番。しかし中にはしつこい人もいた。

「へい、クマモトどう?クマモート」

「熊本?知ってるよ。熊本県。くまモンだろ、くまモン(なんでよりによって熊本?行ったことがあるのかな?」

「クマモートどう?クマモート」

この時は知らなかったのだが、やたら熊本と連呼していたので気になって宿に帰って調べてみた。

「クマモト」はこっちの言葉でいわゆる女性のアレを意味するらしく、要は風俗的な誘いであった。ややこしいわ。

このように軒先でミシンで縫製をしている人も多い。見る限りほとんどが女性用の服だ。

建物ではなく、このように路上で商品を売る「バタバタ」というお店の方が多い。

地図を見ると街の北のほうに市場があるみたいだ。行ってみよう。


衣類や日用品などが通路に所狭しと並ぶ。お祭りの夜店みたいだ。

案外掘り出し物とかあるかもしれない。エアジョーダンを見かけたからそう思った。たまに片方しかないのもある。

少し歩き疲れたので一休みをすることに。

ユニオンカフェ。

ここはガイドブックにも載っていて、お客さんはほぼ旅行者。入口には警備員も常駐している。そのかわりお値段は少し高め。

このコーヒーは普通のアメリカンコーヒー。本場のキリマンジャロコーヒーが飲みたい。ガイドブックで調べるとさほど遠くない場所に飲めるお店があるみたいだ。よし、行ってみよう。

キリマンジャロコーヒーを飲まないと気が治らない。

やってきたのはその名も「キリマンジャロコーヒーラウンジ」というお店。そのまま!

金額が高く見えるけど、単位はタンザニアシリング。

ざっくり0をひとつ外して2で割ると日本円になる。

上のメニューでいうとベーグルが7000タンザニアシリングなので、だいたい350円ってことになる。物価を考えると高いものである。

象が描いてある10,000タンザニアシリング札は500円ということ。

使えるお金の話だけど、基本的にタンザニアシリングの方がメインでドルは使える店と使えない店がある。だいたいホテルや観光客向けのレストランはドルも使えるけど、バタバタや地元の人向けの商店はタンザニアシリングでしか使えないイメージ。

なので、タンザニアシリングだけでほぼオッケーだ。ただし、札が多くなるので財布はパンパンになるよ。

山で食べたパスタがちょっとアレだったんで、リベンジとしてカルボナーラを頼んでみたのだが・・・。

やはりパスタは伸びきっていて、かつ味がなく、僕の知っているカルボナーラではなかった。自分で塩と胡椒を入れまくってなんとか完食。

きっとアフリカのパスタってこういうものなんだろうな。日本でのパスタをイメージしていたらダメだ。


そして念願のキリマンジャロコーヒー。

やっとありつけてご満悦。悔いなし。

メニューだけ撮ろうとカメラを構えたらポーズをしてくれたので。陽気。この人はよく話しかけてきてくれた。

昼ごはんを食べたあとも日本語が書いてある車を探して写真を撮りまくっていた。

そのうちいい時間に。暗くなる前にホテルに帰ろう。夜はちょっと危なそうなんで。


行きに見かけたスーパーに寄ってみる。

入り口には普通に銃をもった警備員がいた。

食べ物から洗剤など日用品まで大体のものは揃っていた。

店の中にいるのは基本的に観光客だけだった。

日本を意識したであろうせんべい。買って食べたが美味しかった。普通のせんべい。

山でもお世話になったミロ。

見たことない牛乳。ローズミルク。

カンフーエナジー。これはどっかで見たことある。

お土産用のコーヒー。おしゃれだし会社へのお土産にちょうどよかったので買って帰った。

ホテルに帰ると洗濯物はしっかり乾いていた。

明日はジェームス曰くのホットスプリングへ行ってみる。

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。