箱まで食べられるお弁当

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秋晴れの爽やかな日。こんな日は外でご飯を食べたい。

そう思って近所の公園にお弁当を持ってやってきた。

さあ〜て、お弁当♪お弁当♪

えっ?野菜が少なくて栄養バランスが悪いって?

心配はご無用。こう見えて野菜はたっぷりなのだ。

いただきま〜す!

お弁当箱ごとガブリッ??

安心してください。食べれますよ。

実はこちら、ベジートという野菜を乾燥させたシートで作った弁当箱なのだ。

なので、もちろん食べられる。

全部の味が一気にきた。豪華な巻き寿司を食べた時に似ている。

クレープを食べているわけではない。

お箸はポリポリという感触を目指していたがちょっと遠かった。

もはや箱もお箸も形跡はなく、全てが消え去った。洗い物などない。

では、さかのぼって作る工程をご案内しよう。

ベジートを入手。

ベジート。いっとき話題になっていたので、ご存知の方もいるかもしれない。

原材料は野菜と寒天のみ。野菜がほぼそのままシートになっているというものだ。シンプルな方が食品は信頼できる。

初めて知った時、今までありそうでなかったなと思った。

このベジート、アマゾンなどでも買えるが、イトーヨーカードーでも取り扱っている。

近所にないので電車で来た。チャリじゃない。

海苔などを置いているコーナーで探しても見当たらなかった。新宿など大きい店舗じゃないと置いてないのかな?と思っていたら、ドレッシングコーナーで発見。そうか。野菜だもんな。

ドレッシングとマヨネーズに挟まれていた。

イトーヨーカドーが近所にないので、レジ袋が有料だということを僕は知らなかった。

あとから袋をくださいとなんとなく言えなくて、裸で持ち帰り電車に乗った。

きっと僕は、何か工作用の色紙を持っているようにしか見えなかっただろう。

3種とも買ってみた。

かぼちゃ、にんじん、だいこんのシートだ。色どり的には緑色も欲しかったのだが置いていなかった。おそらくもっと種類はあるはず。

これは紙だ!

思っていたより薄い。持っている僕の指が透けてみえる。ちょっと畳いわしみたいだなとも思った。

まずはそのまま食べてみよう。

にんじんそのままだ!

てっきり味が薄いと思い込んでいたが、どっこいにんじんの味がしっかりとする。だいこんとかぼちゃも同様だ。このままおやつにも十分なりうるぞ。

パッケージに載っていた活用例。検索するとカラフルな例がたくさん出てくる。

基本的にはやはり「巻く」「包む」ということが主流の使い方になるのだろう。

しかし僕が作るのは食べられる弁当箱だ。箱を作りたいのだ。折り紙に近い。

詰めるおかずを用意しよう

さて、まずはお弁当に入れるおかずを用意しよう。

久しぶりだったので卵焼きの作り方を全く忘れていた。適当に巻く。

用意ができた。一部、時短のため買った惣菜そのままのものがあるが許してほしい。

串に刺しただけ褒めてほしい。

弁当箱に立ちはだかる壁

では、これらを詰める弁当箱をベジートで作ろう。

作り方は簡単だ。四辺を折り曲げて箱にする。それだけ。

会社などでお菓子をシェアする時、コピー用紙で簡易な箱を作ったことはないだろうか。あれだ。あれをイメージしている。

ところが……

ビリッ!

あれ?破けるの?

パリパリ過ぎて折り曲げることができない。

ピンチだ。これでは弁当箱が作れない。

かぼちゃだからかもしれない。他のベジートでも試してみよう。

あっ、だいこんならいけそう。

かぼちゃ、にんじんに比べて柔軟性が強い。

折り曲げれた!いけたよ!

だいこんなら破けることなく折り曲げることができた。

ちょっとあきらめかけていたとこだったよ。

さあ、折り紙の開始だ。

しかし、またしても新たな壁が立ちはだかる。

やべえ、角をどうしよう・・・

紙で作る時は簡単にセロテープで固定するのだが、今回は全部食べられることにこだわりたい。

そうだ!お米があるじゃないか!

おにぎりのご飯粒をちょっと拝借。

何かの漫画でお米をノリがわりにしているのを読んだことがある。いつかの引き出しが役にたった。

これを押しつぶしてノリがわりにする。

バッチリ。自分でもこんなにうまくいくとは驚いた。

思ってたよりちゃんとくっついてくれた。ノリがない太古の時代はこうして接着していたのかもしれない。

完成。伝統工芸品じゃない?これ。

お弁当といえばバラン(あの緑のギザギザのやつ)も必要だ。ついでにひじきを入れるカップも作ろう。

バランは曲げなくて良いのでにんじんでできた。

これは人参のベジート。箱がだいこんなので、カップは別の野菜にしたい。

あああ、だめだ。やはりパリパリと破けてしまう。

仕方ない。カップもだいこんでいこう。

もう僕のだいこんへの信頼は半端ない。

もし僕が野球の監督なら、大事な場面は全部だいこんを代打に立たせる。

これらをおかずと一緒に見栄え良く弁当箱に詰めていく。ここはセンスの見せ所。頭の中ではあの歌がリフレイン。

これっくらいの♪おべんとばっこに♪

一見、緑色がないので野菜不足に見えるだろう。

しかし実は野菜の面積が一番大きいのだ。読者への裏切り。推理小説のトリックに使えるかもしれない。

蓋も同様に作った。

先ほどの箱に上からかぶせてみる。

テーブルが回転する中華料理店で出て来そうだ。なんだかひどく上品なものになった。

しかし、まだ完成ではない。お箸がないのだ。

弁当の日にお箸を忘れた時の絶望感を君は覚えているだろう。

これも安定のだいこんを使用。

くるくる巻いてお米で接着。強度は?・・・聞かないでほしい。


すべて食べられるお弁当の完成!

これで冒頭に戻るというわけだ。

 

まとめ

箱ができた時は「おお!できた!」と思ったが、やはり強度としては足りない。そこはあくまでペーパーだ。完成した弁当箱を公園に運ぶ時も、実は下にお皿を敷いて持っていった。

ベジート自体はしっかり美味しい。セオリー通り、おにぎりや巻き寿司に使うとやはり見栄えが良いだろうなと思った。

あと、野菜嫌いの子供でも、ベジートだったら食べてくれるのではないだろうか。野菜嫌いおお子様を持つ方はぜひ試してみてほしい。こういった面白い食材は色々な可能性がある。

ただし、弁当箱にするには、ちょっと向かなかったのでおすすめはしない。

 

この写真でバレてるけどふにゃふにゃー。

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