旅に出た本が帰ってきた話

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基本的に精神年齢が低いままだなあ、と自分で思うのと矛盾して大人になったんだなあ、と感じる事もいくつかある。

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一つは塩で食べるのを好むようになった事。天ぷらとかとんかつとかイカのお寿司とか。うん。味覚は確かに変わった。大人になるにつれ好き嫌いもなくなったし。ソースも醤油ももちろん好きではあるけれど。

もう一つは本を大人買いするようになった事。

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本というかマンガからオールジャンルで。

ただし、大人買いは古本で100円のに限る。というか100円のじゃないと無理だ。

100円じゃ無い高い本は良く吟味するが、100円の本は少しでも気になったらカゴに入れてしまうようにしている。(カゴを使うのだ)

そして全然面白くなくて途中で読むのを止める事も結構ある。

買った事は無駄かもしれないが、面白く感じていないのに元を取ろうと全部読む方がよっぽど無駄だと思う。

先日、帰り道で今まで行った事のない古本屋を発見した。

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気まぐれであえて知らない道を走った恩恵だ。

近所のいきつけの古本屋は品揃えが変わらないから、必然的に買うもの、買えるものがだんだん少なくなっていく。

その点、別の古本屋にいくと掘り出し物がごろんと転がっていたりするので新鮮で嬉しい。(掘り出し物とは、いわゆる価値のある本ではなく、あくまで僕がまだ読んでないけど買いたくなるような本の事)

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店内を物色してうろうろしていた時、ふいに目に留まった本がある。

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ああ、この本、少し前まで持ってったな〜。

本との思い出が蘇る。あんな事やこんな事、この本と一緒に過ごした日々。

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しかし、こんなあんまり一般の人が買わなさそうな本を僕の他に買った人がいて、それをまた古本屋に売っているという。世の中には奇特な人もいたもんだ。

 

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んっ!?この破けは・・・

 

間違いない。これはぼくの家にあった本だ。

まさか自分の持っていた本とこうして巡り巡って出会えるそれがキセキ。凄い確率じゃないか。太陽に沿って歩きたくなる。

きっとこの本も様々な人の手に渡り、色々な人生や時間を見つめてきたことだろう。

そんな事を思っているとなんだか感慨深くなって涙ぐんできた。

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失った物はまた探せばいい。壊れた物はまた新たに作ればいい。

それが大事なものだったらきっとまた巡り合えるのだから・・・。

この奇跡的な再会はきっとこの本と僕との運命だ。

 

 

 

 

 

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もちろん買い直さなかったけどね。あのエロ本。

 

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