ランタンの街、ベトナム ホイアンに行った③

昨夜のうちに雨が降ったようだ。

一階に降りて朝食をいただく。昨夜出かける前にメニューを聞かれていた。

おなじみのフォーやカレーなど何種類か選べたが単純にトーストとコーヒーをお願いしていた。

今日は昨日ツアーを予約していたミーソン遺跡へ行く予定だ。ツアーは帰りを昼食を取りながら川を船で戻って来るものと、昼食なしの行き帰りバスの二種類から選べた。

ツアーというものはひとりで参加する客は少ない。ご飯の時に孤独を味わうことが分かっていたので昼食なしのバスを選んだ。

朝の8時には迎えが来るはずだが、すでに時刻は7時40分だ。これは僕が少し寝坊しただけなのだが、ゆっくり朝食を食べている時間はない。

慌ててトーストとコーヒーをかき込んで部屋に戻り準備をする。

ええと、カメラと、スマホのバッテリーと・・・あとは特にいらないか。

カメラを首から下げた以外はほぼ手ぶらで迎えを待つ。

宿の前はたくさんのバイクがひっきりなしに走っていて、道路を渡るのはちょっとコツがいる。向かいに商店があるのだが飲みものを買いに行くだけでも大変だった。

天気が悪く、不安になったので宿の人に傘を貸してくれませんか?と聞いたら快く貸してくれた。結局使うことはなかったが。

しばらく待っていると飄々としたおじさんに話しかけられた。どうやらツアー会社の人らしい。

名前を確認したあと着いてこいという。バスは別の場所に止まっていてそこまで歩くらしい。宿の人は笑顔で行ってらっしゃいと送り出してくれた。

右の人がガイドさん。ひっきりなしにどこかに電話していた。

5分くらい歩いただろうか。思いの外大きなバスが3台ほど止まっていた。

乗り込むとすでにツアー客でバスは満員だった。一番前の相手いる席に促される。

そしてバスは出発。

一番前なので、フロントの景色がよく見える。

驚いたのがバスが基本的に対向車線を割りまくって道路の中央を走ることだ。これは右端を走るバイクの数がとても多いためだと思う。バイクに気を遣っているのか、避けるのがめんどくさいからかは分からない。

しかしもちろん対向車がくる。その際に結構ギリギリで避けるのだ。

僕のような日本人の感覚だと慣れるまで事故る!と気が気でなかった。しかし僕より隣に座っていたインド系のご婦人の方がヒヤヒヤしていた。

ミーソン遺跡に到着。他のツアーグループと混ざってしまったのでよく分からなくなる。

ただ、あの飄々としたガイドさんに着いていけば多分大丈夫だと思う。

最初、MY SON(私の息子)へようこそ????と意味が分からなかったのだが、途中で「ああ、ミーソン遺跡のミーソンか」と気づいた。

入場料はバスの中でガイドさんに支払っている。

ゲートから遺跡までは少し距離があるらしく、カートで移動するみたいだ。

入ってすぐのところにカート乗り場があり、絶えずカートがピストンしている。

カートは楽しい。

しかし、ほんの5分くらいで降ろされる。

団体行動をめんどくさく感じてしまうが、このミーソン遺跡は明らかにツアーの方がお得だったので仕方ない。

ガイドさんがエリアの説明をしてくれる。

このガイドさん、なかなか癖のある英語を話すがゆっくり話してくれるのでだいたい理解できる。ただ、ポイントポイントで冗談を入れてくる。

ミーソン遺跡の見るべき箇所自体はさほど大きな遺跡ではない。

ミーソン遺跡はかつて栄えていたチャンパ王国の遺跡だ。世界遺産にも登録されている。

 

この建築物、レンガ造りなのだが接着剤などは使われていないそう。それで今も形をとどめているのはすごいな。

仏像などは基本的に頭部が破壊されてなくなっているか、補修で再現されているかだった。

僕はほぼ無宗教者なのでよく分からないが、戦争などで宗教施設を破壊したり、仏像の頭部を破壊されるということは精神的なダメージが大きいだろうなと想像する。

これはいわゆるアレなんだけどシヴァ神のシンボルなんだよね。

中に入れる建物もあって小さい博物館のようになっている。

 

この石碑に掘られている文字は未だ解明されていない。

ロマンだ。そのうちになんて書いてあるのか分かるのかもしれない。

個人的に気になったのはこの遺跡。四隅の土台部分を見てみよう。

明らかに悪魔がいる。神の使役なのか魔除けのような意味なのか。詳しくは調べてない。

これはベトナム戦争の時の爆弾の跡。池のようになっている。ここだけでなく何箇所か同じような穴が空いていた。

これらも戦争の爆撃による爪痕だそうだ。

ちゃんと勉強してからくればよかったとちょっと後悔した。

ホイアンの街に戻る

 

見学が終わり、バスで街に戻る。

到着して降ろされたのは全くどこか分からない場所だった。どうしよう。

しかしなんとなく栄えている方向に迎えば多分大丈夫だろう。最悪の時はタクシーでホイアンへいけばいい。

しかし適当に向かった方向はアタリだった。見慣れた建物、レストランを発見し無事にホイアンに戻ることができた。

まずは昼食をとろう。

カオラウ。やはり安くて美味い。

ついでに揚げワンタン?と揚げ春巻きも注文。何食っても美味い。

昼の川では釣りをしている人も多い。僕も暇だったので釣れないかなとぼんやり見ていた。

 

夜の姿が嘘みたいに昼は人通りがさほどない。

ランタンを作っているのを眺めるのも楽しい。

このお店、実はランタン作りのワークショップが体験できる。

中に入ってできるか尋ねてみたが断られてしまった。予約がいるのかな?と思ったが、どうやらと毎月15日はランタン祭りだそうでその準備で忙しいからみたい。

実はちょっと作りたかったんだよな。ランタン。

土産物に並んでいるこのペーパークラフトはいいなと思った。

なんとなくまた市場へ来てしまった。

さっき昼飯を食べたばかりなのだが、そういや、まだベトナムのサンドイッチ、バインミーを食べてなかったなと頼んだ。

フルーツジュースを片手にまたぶらぶら。

大きい街ではない。

暇を持て余し川沿いでぼーと座っていた。

隣の欧米人はドローンを飛ばしていたのでなんかすげえなと思いながら眺めていた。何がすごいのかはよく分からないけど。

撮った映像見せてもらえばよかった。

一旦宿に戻り、暗くなってから再び街に戻る。

明日はダナンへ移動するので今夜がホイアン最後の夜だ。

とはいえ、特にすることはない。川沿いのレストランでぼーっと人の流れを眺めるだけだ。

でもそれでいいのだ。


これは皆サッカーを観ていた。

特に何をするわけでもなく、早めの時間に宿に戻ることにした。

途中に昨日買ったアイスクリームを買って帰った。昨日いた子とはまた違う子だった。

 

1月12日 ダナンへ移動

 

8時起床。

今日はカレーとパンをお願いしていた。止まっている部屋は二階にあり、階段で下に降りると台所に直接繋がっている。

トントンと降りると宿のお母さんがカレーのいい匂いをさせていた。この宿は家族経営で、オーナーの旦那さん、奥さん、娘さんで切り盛りしているようだ。

テーブルについて朝食をいただく。カレーはどの国で食べても美味い。

食べ終わった食器を台所へ持って行き、部屋に戻って出発の荷造りをする。

快適な部屋でした。

といっても荷物はとても少ないのであっという間だ。

チェックアウトの手続きをし、宿の玄関先でまた迎えを待つ。

9時にダナンへの乗合バスをお願いしておいた。

座って行き交う人を眺めていると、かわいらしい原付に乗って娘さんが出勤してきた。

おはようとあいさつした後、僕の顔を見てキョトンとしている。

「あれ?9時のバスじゃなかったっけ?」

「ん?ここで待ってればいんじゃないの?」

「違うよ!バスはむこうよ」

ええ!?それはお母さん教えてよ。時計を見るともう8時58分になろうとしている。

娘さんが僕にヘルメットを渡してきた。

「早く乗って」

とバイクを僕の目の前に持ってきた。

え?乗るの???

促されるまま僕はバイクの後ろに乗り込む。原付の二人乗りっていつ以来だろう。高校生の時か?

後ろに乗ったはいいものの、僕はどこをつかめばいいのだろう。まさか若い女の子の腰に手を回すわけにはいかない。

色々とバイクの横っ側を弄るとなんとか掴める箇所を見つけた。

そうしてバイクは走り出す。

「ああ、かわいい娘さんと二人乗りしているな」とおっさんじみたことを思っているとバイクは五分も走らずに止まった。

「ついたわよ」

目の前にはバスというよりバンタイプの車。運転手に乗りな、と促され乗り込むとすでに二人の欧米人が待っていた。僕を待っていたようだ。

宿の娘さんにお礼をいいさよならする。本音はもう少し二人乗りしていたかった。

車はダナンへ向けすぐに出発。

ホイアンからダナンまでは3、40分といったところか。

することもないので、ぼーと窓からの景色を眺めるとある地域から石材店が並ぶ通りに出る。

その奥に途中に平地にボコっと飛び出した山を見つける。

ああ、あれが「五行山」か。

五行山はダナンの観光スポットの一つで、孫悟空が囚われていたということで伝説がある。

行けたら行ってみようかな、くらいに思っていた。

そしてバスはダナンの中心、センタービルに到着した。ダナン自体は随分栄えている。

ホテルはまだチェックインできる時間ではない。さて、どうしようか。これからの行動を考えないといけない。

取り急ぎカフェでコーヒーを飲みながら考えようと、目についた喫茶店へ入る。

甘くないアイスコーヒーを注文し、地球の歩き方のダナンのページをペラペラめくる。

もちろんこのページは何度も見ているのでやはりピンといった行きたいところがない。

喫茶店でwifiが繋がったのでネットでなにかないか探してみる。

「あっ、神の手の橋があるのってダナンだったんだ」

果たして、神の手とは?続きは次回に。

 

 

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。


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