エリンギを育ててメンマにするまでの記録

2019年1月29日

エリンギ栽培キットなるものを買ってみた。

本当は朝顔の栽培キットを買おうと、近所のホームセンターに買いに行ってみた。しかし時期が悪いのか、置いてなかった。真冬もいいとこですしね。結局アマゾンで注文した。

その時に花よりだんごだよな、と邪な心が働き、エリンギを選んでしまった。

エリンギ栽培セットはアマゾンで買えるのだ。

なぜエリンギ(本当は朝顔)を育てようと思ったのか。

先日、仕事のスケジュールを確認していて、月日の流れの速さに驚愕してしまった。つい、こないだ正月だった気がするのに。

これはやばい。変化のない毎日を過ごしている証拠だ。

何か定期的に記録を残していくべきだろうと思った。

思い出したのは夏休みの宿題。みなさんもヒマワリや朝顔を育てた記憶があるでしょう。あれには実は、一日をきちんと意識しよう、みたいな深い意味があるんじゃないか。それが時の流れをの抑制になるのかはわからないが。

というわけで、エリンギの栽培セットをポチッとした。

1月31日 エリンギを受け取る

梱包がキノコのモノグラムになっていて可愛い。ヴィトンを超える。

栽培キットを受け取った。ここから僕の素敵なエリンギライフが始まるのだ。

でも今日は1秒でも早く寝たかったので開封しない。

2月4日 ようやく育て始める

四日も放置してしまった。なぜだ。

やっと梱包を開けた。

なんか良い箱だと思った。必要な情報を全て満たしている気がする。

箱を開けると謎しか生まれなかった。

高いチーズかな?と思った。これは栽培ブロックという名前。

全くどうすればいいか想像がつかなかったので、説明書を読んでみる。

どうやら、このチーズのようなものを湿らせ、上から付属の土をかけるだけで完成らしい。簡単だ。

まず表面をフォークで削って下地を出す。やっぱり洋菓子かもしれない。

しばらく水につけておき、水を捨てる。

上からまんべんなく付属の土をかぶせる。ミンチではない。

以上だ。

あとはたまに水で湿らせてあげるだけらしい。なんと手のかからないことか。

さて、キノコが待ち遠しい。

2月7日 まだ生えない

変化はない。

エリンギが生えるまでは二週間くらいかかるらしい。もちろんまだ生えていない。気長に待とう。

2月12日 しめじに浮気をする

安定のしめじ。どんなコース(料理)でもヒットを打つ。

無性にすき焼きっぽいものが食べたかったからだ。

罪悪感を覚える。黙ってれば分からないなんて思っていても、どこかでほころぶんだと思う。ってなんの話?

2月18日 エリンギ、ほっといても生まれる

小指の先くらいの大きさ。ほんとに可愛らしい。

生えるまでまだ時間がかかりそうだな、としばらく見向きもしていなかった。

ある日、ふと栽培キットを見るとなにやら違和感がある。

生えてる!エリンギ!生えた!

 

すごい!ほぼ何もしていないのに!

およそ2週間で生えてきた。

生えたと言っても特にすることもない。食べ頃になるまで待つだけだ。

2月24日 エリンギ、驚異の成長を遂げる

上写真からの飛び級具合よ。

小さくて可愛いエリンギが生えてきたと思って安心していたのだろう。このところ、なんだかんだと仕事が忙しかったりしてチェックを怠っていた。

しばらく見ていなかっただけでこの有様だ。もうすっかり大人じゃないか。

キットの箱を悠々とはみ出している。そろそろ収穫しないと。

3月1日 ついにエリンギを食す

時は満ちた。

エリンギ、収穫して食べます!

抜くとき、すごく申し訳ないような、勿体無いような妙な気持ちになった。

ついにもいでしまった。これ以上大きくなると味も落ちそうだ。

市販のものよりだいぶ大きい。

随分たくましい。こりゃ食べ応えがあるぞ。

厚めにスライス。ぎゅっと身の詰まった白身が見えた。

白色が眩くてセクシーだ。

食べ方は決めていた。ソテーにしてーいただくことにする。

シンプルな料理が一番味がわかるだろう。

普段はサラダ油なのに奮発してバターを使った。エリンギ同様、僕の気も大きくなっていたのだ。

どれだけ高い位置から振りかけるかに命をかける。そしてその後掃除をする。

シンプルとはいえ、塩胡椒はしておこう。

できた!とてもジューシーだ。

キノコって乾燥してるイメージなのに、熱を通したら照りが出てジューシーになりますよね。

熱々のところ、早速口に入れます。

・・・これはアワビだ!

 

なんては思わない。アワビなんてそんなに食べたことないから。

でもお世辞抜きで自分が今まで食べたエリンギの中で一番美味しい。プリプリとしていて歯ごたえが半端ない。

シンプルにエリンギだけを食べたこともなかったが、単体でこんなに美味しいのか。

そうか、そうか、と言いながら一人黙々と噛みしめた。

正直、まったく苦労はしておらず、ほっておいたらできたエリンギ。やっと食べることができました。感無量である。

3月3日  エリンギをメンマにする。

まだエリンギは半分残っている。

どうしようかな?今日はひな祭りだしな…。

なんとなくエリンギを眺めていると「これ、メンマになるんじゃないかな?」と思った。

メンマの作り方を調べて見る。うん、案外簡単にできそう。作ってみよう!

ひな祭りは全く関係なかった。

残りの半分を収穫。もう罪悪感はない。でかくなりすぎたからだろうか。

古代ローマで使われていた器みたいだ。

包丁と比べるとその大きさに驚く。

これ、栽培キットをもっと大きい器に置き換えたらもっと巨大に育つんじゃないか。

メンマを意識して切る。

メンマを作るのに使う調味料。案外簡単です。

砂糖がスティックシュガーなのが気になるかもしれない。しかし、一人暮らしなのでこっちの方が保存しやすいのだ。

もちろんメンマを作るのは初めて。

まずはごま油で火を通す。

火が通ったら調味料を各種ぶち込んで炒める。

砂糖を入れる必要性について懐疑的ではあった。メンマの味付けに砂糖が入ってるって思う?

でも、どのレシピ見ても入ってるんですよね。

ここで鷹の爪も投入。これを入れることでかなりそれっぽくなる。

適当な分量にしたので味の予想がつかない。

出来た!・・・と思う。

味見したいがそれは我慢する。

これはこれで美味しそう。

見た目的にはメンマというよりオイスター炒めだ。照りのせいかな。

メンマっぽく切った部分だけ集めた。うん。メンマに見えるかもしれない。

ラーメンに投入してみる。

言われなければメンマだと思い込むはず。

では、食べてみましょう。

ずぞぞぞぞ〜

めっちゃ弾力のあるメンマ!

 

確かに知ってるメンマの味だ。

でもやはり通常のメンマとは違う。弾力が明らかに違う。

噛み切るのにも少し苦労するくらいにプリプリしすぎなのだ。

でもこれはこれでありだと思った。

エリンギはメンマになりうる。

エリンギまとめ

約一ヶ月で育てて、無事に食べるところまで遂行できた。

思えば、何かを最初から育てて調理までおこなったのは幼少以来だ。

何かこう、自然の摂理として一連の流れを体感したような気もするが、そんな高尚なことも言えないなあ、と思った。ほとんど手をかけていないからかもしれない。

残念なのは育てるのが簡単すぎて、当初の目的であった一日一日をしっかり意識することが結局おろそかになっていたことだ。

今も毎日があっという間に過ぎてしまう。僕はどうしたらいいのだろう。

 

空になった栽培キット。なんだか少し寂しい。

主にツイッターにいます→@kenihare 無言フォロー嬉しいです。


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